ターナー(土方)です。
お客さまは神様じゃなくて大切な友人です!
昔はお客さまは神様だ!
そう刷り込まれていませんか?
これ調べてみたんですが、出所は松下幸之助の言葉を演歌歌手の三波春夫の何か公演でたまたまこの言葉を使ったらしいです。
それがどんどん曲解されていったそうです。
当時は高度成長期です。
売る側も、モミ手すり手で、売ればいいという時代。
そして、いつの間にかクレーマーさんの定番の言葉として定着しちゃったようです。
時代がそうさせたとはいえ、ちょっと曲げすぎですよね?
そろそろ本質に戻ってもいいんじゃないかと。
ボクのスタンスは、売る側も買う側もあくまでも対等。
どちらが上か下かという論点は的外れ。
お互い人間なんだし、同じでしょ?
いまさら揉み手で、腰低くして下から見上げてどうするの?
こっちはお客さまじゃねーかって大股開いて闊歩してどうするの?
これ、大げさに書いてますからね。
曲がらないように言っておきますよ。
なんか、もうそういう売った買ったの時代じゃないと思うんですよね。
そのプロセスに信用、信頼が入ってくると思うんですよね。
売ってやったぞ!って売ったところで次に繋がらない。
買ってやったぞ!って買ったところで、顧客さまとして認識されない。
伝わってます?
お互いが信頼の元に思いやるとまでいかないけれど、そういった感情が入ってきて成立する時代じゃないかと思うんですよね。
損得ばっかり考えてると、損得ばっかり考えている人、お店しか見つからない。
モノやサービスはどこにでもあるんだから、どこでもいいという・・・
でもお買い物の楽しさって、モノを手に入れることじゃなくて、そのう工程を、ショッピングを楽しみたいんじゃないかな。
楽しい会話とか、なんかその商品なりサービスの秘密の話とか、そういう所にきてないですかね?
精密機器ならスペックも大事だけど、そのスペックでいろいろ妄想、想像することが楽しいって感じる時代なんじゃないかな?
なんか取り留めない話になっちゃったけど、そういうことです。
ボクはすべてのお客さまは友人だと思ってます。
だから素の自分をさらけ出してます。
楽しんでもらいたいし、ボクも楽しみたいからです。
こんな仕立屋さんがこの世に存在していいのかどうか、まさに神のみぞ知るところですが、せっかく作るなら、お気に入りの一着にしたいじゃないですか。
気分よく着ることが出来る一着というのは、信頼と思いやり、ありのままの話が出来る間柄が必要じゃないと最近益々思うのでした。
いつも行く珈琲屋さんで、ボクも混んでると思うと気を使って席を譲ってあげて持ち帰りにしているときに思うのは概ねそんなところです。
そうじゃありません?
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