本気でないなら独立するべきじゃないと思いますよ

ターナー（土方）です。

ボクはオーダーメイドの仕立屋さんです。

だから色々な人と出会うことが多いので、ちょびっと気になってること。

今の仕事でウダウダ言われるのが気に入らないんで、独立する。

縛られるのが嫌いなんで独立する。

こういうのやってみたかったんですよね、って独立する。

ボクごときがこんなこと言う資格はないと思いますけど、こんな動機で独立ならちょっと待っていたほうがいいんじゃない？

甘くないよ！

24時間仕事することになるよ！

夢と今そこにある現実のギャップに気づいた時にどーするの？

ぼくの師匠である藤村先生のツイートに、

「ウダウダ言っている程度の仕事は所詮二流」

って発進がありました。その通りなんですよ。

独立する以上はその道の一流であることがまず最低条件だと思いますよ。

出来もしないのに、夢物語描いても、世の中そんな都合よく事は運びません。

WEBで集客？

顔も出さない、ブログすら自分で書かない、SNSは売り込みしかしない。

そんな誰とも知らないヤツのことなんか、世界中の砂浜の砂粒の一つにもならないくらい気づかれません。

自分で仕事したくないから、WEBで自動集客できますとか系の胡散臭い話もゴロゴロしてるでしょ？

それはね、それを発信している人のカモとして、その人の売り上げに貢献しているだけなんですよ。

まずね、その道で独立するなら、自分自身の基礎スキルを極限まで、納得するまで修行しましょうね。

ちなみにね、オーダーメイド業界では、多いです。

素人なのに何故か熟練したスタッフによって完璧に作りますとかあるんですよ。

あちらこちらで、オーダースーツ作ったらおかしなスーツになったって相談をホントよく聞くのです。

オーダーメイド業界を貶めているんで止めてもらいたいって思いますよ。

そしてね、

商売である以上、ビジネスである以上、当たり前なんですけど対面する以上たとえWEB上のお付き合いであっても、マナーとか気配りとか、立ち振る舞い、所作を身に付けましょうね。

いきなり名刺に代表取締役の肩書がついたとたんオレ様状態になる人を良く見かけます。

誰からも信用ありませんよ。

これも基本的なことなんですが、ビジネス、商売の基本的な知識も身に付けておきましょうね。

最低限帳簿の見方とかは学んで置いたほうが、いいと思います。

独立して、最初からスタートするより基本を知っているほうが段取りよくコトが運びますよ。

周りに集まってくれる人もそんな人たちが現れてくれるはず。

当たり前のコト、基本的なコト、そしてそのビジネスにおいて一流であることが最低限の必須要素だと思います。

そして謙虚に学び続ける姿勢。

どんな道でもゴールに到達することなんてありえないと思います。

どこまで近づけるかの探究じゃないかな。

だから金儲けが最初にきていると、続けられない。

「好きなコトを仕事にしよう」

「楽しいかで判断しよう」

というのはまさに正論なのですね。

24時間ずっと仕事するわけだから、仕事のような遊び、遊びのような仕事じゃないと心が折れちゃうと思います。

ビジネスは日本語で「商い」といいます。

正に、飽きないのが商いなんですね。

飽きずにやり続けるには楽しくないとね。

それらを含めて、覚悟が出来た時、

「決断より行動」

だと思います。

最近、色々な人との交流で益々それがわかってきました。

一流の人は楽しいですしね！

改めてボクも経営者として、仕立屋としての立ち振る舞いを、しっかりとしていきたいと思うのでした。

この記事を書いた人
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土方洋

「私の役割は、オーダースーツによって自信をつけていただき、成績をあげていただくこと」をミッションに掲げ2014年11月創業する。独自の採寸には定評があり、また圧倒的な提案力でその人の魅力を最大限に引き出すことに全力で取り組んでいる。土方が生み出すスーツは、スペックやブランド至上主義のオーダー業界とは一線を引く、「体験」を売る独自の手法をとる。オーダーをすることの工程そのものを楽しむことから始まり、完成してからも楽しめるのが特徴。ココアッソは手間のかかるオーダー屋です。そのかわりに、あなたの気分がよくなる、あなたの成績がよくなる、あなたの評価がよくなる、そんな一着を仕立てる。を口癖にしている。