ターナー(土方)です。
ボクはオーダーメイドスーツの仕立屋さんです。
ボクは前職では既製服も扱っていました。
オーダーメイドと既製服のどちらの世界も知っています。
オーダーメイド業界というのは今どちらかというと流行っているそうです。
ニッチな世界ですよ。
これだけモノが溢れている世の中で、なんでそんなお仕事しているの?ってよく言われます。
現実的にはオーダーメイド業界は活気があります。
だから、儲かるならなんでもやろうって素人がやっているお店が乱立し始めているのが現状です。
それはそれで心配なんですけど、今日は既製服のこと。
- 商品であるスーツの品質がちょっと心配
ボクも業界の人なんで、定期的に見て回っているんですけどね。
ちょっと品質落としすぎじゃないか?って思います。
一度品質を落としちゃうと、もう元には戻れない。
昔缶ジュースが250㎖だったの普通でした。
それが350㎖に切り替わった時、覚えていますか?
スゲー薄めてる!って誰もが思ったはず。
でもね、それが今では標準でしょ?
今250㎖の濃さは飲めないよね?
それと同じで、一度落とした品質はもう戻せないんだよね。
価格は同じだから、コストも上げられないでしょうし、じゃあ売価を上げられるのか?っていったらそうもいかないはず。
- その品質に対してあるべき価格になってないのが今の既製服の世界になっちゃってる。
ユニクロの影響受けすぎじゃないのかな?
もう買う側の誰もがこんなもんかって思ってますよ。
売り方とか、ずっと同じ販促とか、やり方変えてないから、それしか方法がないのはわかるけど。
ちょっと視点変えて、ズバッと方向転換しないと・・・
ホント心配になってきた春の立ち上がり。
閑散としたお洋服屋さんを見ていて思ったのは概ねそんなところです。
ま、ボクごときがどうのこうの言えるような立場じゃないですけどね(苦笑)
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「私の役割は、オーダースーツによって自信をつけていただき、成績をあげていただくこと」 をミッションに掲げ2014年11月創業する。
独自の採寸には定評があり、また圧倒的な提案力でその人の魅力を最大限に引き出すことに全力で取り組んでいる。
土方が生み出すスーツは、スペックやブランド至上主義のオーダー業界とは一線を引く、「体験」を売る独自の手法をとる。
オーダーをすることの工程そのものを楽しむことから始まり、完成してからも楽しめるのが特徴。
ココアッソは手間のかかるオーダー屋です。そのかわりに、あなたの気分がよくなる、あなたの成績がよくなる、あなたの評価がよくなる、そんな一着を仕立てる。を口癖にしている。
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