土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
モノの価値
知っている人は知っている某ブランドのジャケットです。
ちょっとお高いです。
ジャケットだけで軽く三桁を超えてます(汗)
そのくらいは当たり前じゃないの?と言える方はそれほど多くは無いでしょう。
ほとんどの方は、ええっ?となるプライスでございますね。
しかしながら世の中にはこのような価格のブランドもあるのです。
価格に見合うだけの価値を感じる方のみが手に入れることが出来る逸品です。
正直ボクは仕立屋さんです。
真面目な仕立屋さんです。
そして舶来国産問わず数多の服地を手にして、日本人の繊細な職人技を見てきました。
単純に質という意味では、ココアッソで仕立てた一着が最高だと自負しています。
そういう意味ではモノの価値ってなんなんだって思う時がありますよね。
それは単純な質というだけでなく、ブランドとしての価値、ステイタスという心を満たす部分のウエイトがどこまで比率として乗っかってくるかによるものなのでしょう。
ボクが好きな機械式の腕時計もまさにコレでしょう。
中身は汎用ムーブメントを流用してるだけなのに、すさまじい価格になるのが当たり前の世界です。
毎年中身の技術的進歩を繰り返しているスマホとは真逆の価値観ですよね。
ココアッソというブランドの価値を高めてどうのってことではないですが、確かに一着を仕上げるために必要なコストは数年前とは比べ物にならないくらいに跳ね上がってしまいました。
それだけその一着には多くの人の手間がかかっています。
その価値を認めて下さるようにボクは日々ありのままをお伝えしていきたいなと考えています。
流石にこのジャケットみたいなことは出来ませんし、したいとも思わないけど。
ココアッソは正直な仕立屋さんとして正しい知識で誠実な一着をこれからも作り続けていきます。
というようないつも言っていることの反復でございます。


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