土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
まずはこのYouTubeをご覧ください。
この動画はユーチューバーのBappa Shotaさんが世界を旅して動画を発信しているチャンネルです。
約20分弱となっていますので、もしよければ通しでぜひご覧になってもらいたい。
大手メディアや業界関係者からの情報発信では絶対に見ることが出来ない内容です。
ボクも度々この手の話題を文字化していますが、この映像のほうが伝わりやすいのではないでしょうか。
- これでいいのかアパレル業界
善とは?悪とは?を単純に問うことは出来ません。
そんな簡単な問題じゃない。
けれど今そこにある現実を見て見ぬふりをしてはいけない。
まったなしで放置してはいけない時にきている。
世の中物価高騰が我々の住む日本だけでなく世界中で起きています。
スーパーでお買い物しようにもためらう価格になっていませんか?
例えばスタジオのある恵比寿のボクのいきつけの食料品店であるピーコックではチョコパイのファミリーパックが現在は458円ですよ!?
少し前までセールで258円くらいだった気がするのですが。
これだけでなくどれも軒並み値上げしていますよね。
それはコストプッシュ型の価格上昇と言って、そうしないと事業として継続できないからやむなく値上げしているというわけです。
日本おいては世界情勢プラスデフレからとにかくインフレを誘導しようしていることと相まってちょっと現実的ではない価格上昇になりつつあります。
ではお洋服は?
アパレルは?
消費者の為に価格据え置きました。
お手軽価格そのままに。
コスパ重視の神仕様。
企業努力というのは何を差していうのでしょうか?
果たしてこの動画を見た後にそれが言えるのか?
いや、言えるわけがない。
これは一社、一地域、一国くらいではどうにもならない構造的な問題です。
だから勧善懲悪の水戸黄門のような解決は出来ない。
たしかにボクもユニクロをはじめとするファストファッションは購入しています。それ以外のアパレルも入手しています。
その中にはバングラデシュ製は確かにある。
ファストファッション以外ならいいのか?
いやどこも似たり寄ったりです。
その価格であることの意味は誰かの涙を、心を、命を削っている現実。
そのアパレル業界の一員としてのテーラーであるボクとしては正しい価格で信用できる材料を仕入れ、工賃を値切ることなくプライドを持って働いていただけるように気持ちよくお支払いをして、職人さんが当たり前の生活が出来るように時間をかけてもらうこと。
いつも申し上げてますけど、オーダーメイドだからではないですが安売り屋さんではないです。
時間も時期にもよりますが可能な限りもらってます。
そしてボクも生活がありますので、その分も頂戴しています。
結果としてそれが完成した時、袖を通していただいた時に笑顔になっていただける為に必要なのではないかとココアッソを創業したときからずっと感じています。
みなさん的にはどう思われますか?
よかったら今度教えてくださいね。


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