土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
2022年秋冬物の営業支援スーツおすすめ生地のご紹介です。
HARRISONS ハリソンズ
UNIVERSAL ユニバーサル
昔から変わらない、これからも変わらない古き良き英国の正統の本物のオーセンティック生地コレクションであるユニバーサルが更新されました。
おそらくもう更新はされないのではないかというくらいに王道であり正統なハリソンズを代表するコレクションです。
- ずっしりくる本当に重い生地
このユニバーサルにコレクションされている生地の目付ははっきり言って重いです。
仕立てるとずっしり感じるはずです。
それもそのはず、現代におけるコート生地よりもはるかに重い目付になっています。
基本は465g、580gです。
例えばゼニアなどのカシミアコートで460g前後です。
現代におけるスーツ生地の基準となる重さの目安としては秋冬物で250g~300g前後あたりでしょう。
世界中の織元が国籍問わずだいたいこのあたりになっています。
ということは・・・
その2倍ほどの重さを誇る生地ということになります。
ハッキリ言ってスーツ初心者にはまったくオススメ出来ません。
あまりにも重すぎる。
この生地を着こなすことが出来るのは英国産生地をこよなく愛する紳士のみです。
スーツの生地の重さを測る尺度として一般的に目付という単位を使います。
これは生地幅150センチ×長さ100センチにおける重さを表します。
厚みとか糸の太さ膨らみ感などは関係なく重さです。
このユニバーサルは一見するとコート生地より薄く感じますが、密度が違いますのでスーツ生地でありながら超ヘビー級となるのです。
というのも、そもそもこのコレクションは時代に迎合したラインナップではなく、約100年前と変わらない、そのままのオリジンを再現していることがキモとなっています。
時代の流れや潮流を読み解き生地に反映していくこともとても大切ですが、過去の偉大な歴史を失うわけにはまいりません。
それを継承し、次の世代に伝えていくことも大切です。
おそらく今後数年は刷新はされないと予測します。
ザ・ハリソンズの定番。
このユニバーサルはそんなコレクションです。
イタリア産の生地には存在しない22マイクロン原毛で織り上げられた目付465gシリーズ。
もうこれだけあれば物足りなさはまったく感じないしっかりとした一着に仕上がります。
個人的にはこの目付の平織が気に入りました。
英国産生地を愛する紳士のみが仕立てることが出来る目付580g。
生涯現役となる一着にお仕立て致します。
今回一番のオススメはフォーマル(礼服)生地(目付370g~400g)です。
ドスキンと呼ばれるこの生地の黒さは他では存在しません。
また画像では分かりにくいのですが、黒の他にミッドナイト、ミッドナイトブルーも存在します。
タキシード映えする生地ですね。
もちろんコールパンツ素材もありますので、正統モーニングも作成可能です。
HARRISONS UNIVERSAL ハリソンズ ユニバーサル
スーツ 142,780円(本体価格129,800円)
highLine仕立て(水牛釦、高級裏地標準)
納期は約一か月+αとなります。
ココアッソは予約制の安心してゆっくりとオーダーの魅力を感じて頂けるスタジオです。
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