土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
ゴールデンウィークが過ぎますと世の中はみんな大好きクールビズというキーワードがやってきます。
本来の意味でのクールビズはとうの昔に終わりを迎えているのですが、このフレーズだけは独り歩きして現在に至ります。
現在は夏季シーズンの着こなしの総称とでも言いましょうか。
夏場のビジネス環境を快適に過ごしましょう的な意味合いになっていますね。
温暖化が加速している現代では昔と同じ着こなしでは体が持ちませんからね。
時代に合わせて装い全般は見直されていくのは正しいことであります。
昔にこだわる仕立屋さんやマナー講師には受け入れがたい部分ではありますが、ボクは肯定派でございます。
服飾は文化ですから常に同じではなく、変化して当たり前なんですからね。
こだわり、しがみつきたい時代の服飾もその前の時代から変化してきたから存在したわけです。
だったらその時代の動いている今はそれに対応した装いを構築するのが我々プロの出番であり、世の中に貢献出来る唯一の方法であるからです。
話が逸れてきましたので、本題にいきましょう。
これから夏季シーズンはノーネクタイが許される時期であります。
そして長年それが続いてしまったために、誰もがこう思っているはずです。
ノーネクタイ=カジュアル
ネクタイをしない、または外すことがカジュアルという認識が某都知事が環境大臣だったころに世の中に刷り込んでしまいました。
だから誰もがそう思っているはずです。
もうほとんどの人の潜在意識にまで染みわたっているので、誰も疑わないはず。
でもですね。
ここまで読み進めているから、ボクの言葉を聞きたいんでしょう?
というかもうタイトルなんですけど。
ノーネクタイ≠カジュアル
これが正解です。
カジュアルという言葉ネクタイをしないという意味は同義語ではないんです。
そもそもカジュアルなんて言葉を真面目なビジネスの装いに使うからみんな混乱するわけです。
ネクタイをしてもカジュアルにすることは可能ですからね。
それを画像でご紹介してみましょう。
この画像で判断してみてください。
これはオーセンティックなビジネススタイルでしょうか?
はたまたカジュアルでしょうか?
それとも近年現れた表現であるビジネスカジュアルでしょうか?
- ネクタイはパーツの一つでしかない
そうネクタイは装いの全体を構成するパーツの一つに過ぎません。
ですから単にネクタイを外せばカジュアルということにはなりませんよね。
ともすればただだらしないオジサマになってしまいます。
これは裏を返せばネクタイをしていようがカジュアルな印象にもすることが出来るというわけです。
ようは全体のバランスです。
カジュアルと言う名がつこうがあくまでもビジネスなんですから、相手の気持ちを察してあげた着こなし、つまり装いが必要なわけですよね。
普段着じゃないですし、ゴルフにいく恰好でよいわけではないのは当たり前です。
まして普段のスタイルでただネクタイを外せば良いといというのはもう20年も前の話です。
時代はもう令和3年です。
この時代の着こなしではネクタイをしてもちゃんとカジュアルという印象にすることは可能です。
あとはそれ以外のパーツの組み合わせを考えていきましょう。
ポイントは昔使っていたパーツを中途半端に取り入れない方がよいでしょう。
ボクの画像でみても分かる通り、現代のシルエットや素材感は明らかにその昔と呼ばれていた時代のモノとは変わってきています。
どこから昔のモノと判断するかですが、自分が少しでも心に迷いがあったら、それはもう時代が違うと思ってもらってまず間違いありません。
それだけ変化しているのです。
この一年で確実にビジネス服に対する認識が変化しています。
誰もがこの変化を感じていらっしゃるはずです。
そもそも職場に通う必要が無くなったという話もあり、無理やりカジュアルを取り言えれようと会議で決められたという話も多いです。
実際にそんなご相談を多く頂いていますので、これが真実です。
ですので、今は着こなし全般をアップデートするタイミングが来ているといって良いでしょう。
丁度一年前までは手探りでしたよね?
これは記憶に新しいはず。
そして今年は誰もが気が付き始めています。
ということは、動くタイミングだと思いません?
今日のお題はノーネクタイ=カジュアルではないという認識をもってもらいました。
この記事をお目通しを頂いたみなさんはかなりラッキーでしょう。(ボクが言うのもなんですが)
これだけで確実にアップデート出来ていますからね。
あとは行動あるのみ。
ぜひ実践してみてくださいね。
そして、もちろんどうしてよいのか迷うはず。
もちろんそんな迷いは、迷わずボクにご相談くださいね!
最新記事 by 土方 洋 (全て見る)
- 明日よりココアッソは通常営業を開始いたします - 2025年1月3日
- 今年もお正月を迎えられる幸せを感じます - 2025年1月2日
- あけましておめでとうございます - 2025年1月1日
- ゆく年くる年 - 2024年12月31日
- 本日で2024年の納めとさせていただきます - 2024年12月30日