ターナー(土方)です。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
ボクは在庫を抱えない仕立屋さんです
ボクにとってそれがご案内するうえでベストだと思っているからです。
- 在庫を抱えないということは、選択肢が限りなく広がるということ
まず、在庫を抱えることによって得られるメリットは何か?
それは、ボリュームディスカウントが発生することでしょうか?
大量に買い付ければ付ける程、その恩恵はあるはずです。
羅紗屋さん(生地卸屋さん)も大量に買ってくれるならば、それはそれでありがたいですからね。
ですから、多少安く出来るでしょう。
でも代償はある。
選択する余地がないということ。
在庫を抱えるということは、それを売ることが目的になる。
お客さまが迷いながらも選択する楽しさ、そしてベストな一着を導きだすという本来の目的から逸れてしまう。
在庫を持った瞬間から売らないといけないモノになってしまうのですね。
決して悪いことではないですが、それはボクの役目ではないと思っています。
それは資本をかけることが出来るところが担う役目であり、ボクはそうではいところが役目だと思っているのです。
在庫を抱えないということは、どういうことか?
選択肢が膨大に増えるのです。
都度都度注文するわけですから、手に入れることが出来る全てが対象になるのです。
世の中には物凄い数の素晴らしい生地が本当に沢山あります。
実際にボクがどれくらい手に入れられるかどうかの数なんて数えられません。
そんな数の中ら選ぶ方が答えを出しやすいですよね?
迷う楽しさがありますよね?
もちろんこれにはデメリットもあります。
大量に買い付けるわけではなく、一着分だけ発注するということは、コストは高くなります。
どちらが良いか悪いかではなくて、コンセプトが違うということですね。
そして、ボクはせっかくこの世には膨大な生地が存在しているのですから、あえてその選択肢を狭めるのではなく、全部選べる方がいいと思っています。
- ボクは予約制のカウンセリングをしながら楽しんでもらう仕立屋
予約してもらわないと時間を確保出来ませんので受付出来ません。
ぱっと来て、ぱっと決めて、パッと帰るのがお好みであれば、そういう流れ作業でサクサク出来るお店がありますよね?
そこが手間もかからなくてよいと思います。
そもそもココアッソはお店ではなくて、スタジオですしね。
予約制というのはとことん向き合う為に必要なこと、そしてとことん楽しんでもらうために必要なことです。
そして、そのカウンセリングから導き出す答えは在庫を売ることではなくて、あらゆる選択肢の中にある。
時間も手間も、そしてコストも少しばかりかかりますけど、オーダースーツというのはそういうモノだと思います。
モノというよりもそんな時間を使っていただく場なんでしょうか?
特に最近そう感じます。
そんな時間を過ごしてみませんか?
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