ターナー(土方)です。
オーダーメイドスーツを作るなら妥協してください!
これはとても大事なコトです。
- オーダーメイドスーツってこだわりが必要じゃないかって?
普通そう思うでしょう?
こだわりをもっていらっしゃるのは悪いことではありませんけど、こだわりが強すぎると現実と理想のギャップを感じてしまうはずです。
ある程度慣れてくると、わかると思いますけど、妥協は必要なんです。
最初に思っていること全てを盛り込むことをしないほうがいいってことですね。
あれもこれもと思うことはあると思いますが、オーダーメイドとはそのすべてを叶えることが出来る魔法のアイテムではないんです。
むしろよくわからないモノになってしまう恐れもあります。
だから、ボクは正直にお話をしたいので、時間をゆったり取ります。
その上で、妥協してもらうところをお話します。
予算であったり、デザインであったり、機能であったりとかですね。
それはよりよいベストな答えに近づける為なんです。
プロとして、一番大事なポイントを見極めるために妥協をお願いするってことです。
ボクのようなことを言う仕立屋は聞いたことがありませんけど、正直に真実をお話しているというわけです。
お任せしてもらったほうが、むしろいい結果になる場合が多いかな。
ボクも人間ですから、仲良くさせていただけるとより深くお付き合いしたいと思うようになります。
その人にとってよりベストな選択をしたいって思うんです。
ボクのプロとしての経験とお付き合いの長さからその人にとってベストな答えを導き出せるからです。
それでも、そのこだわりに妥協が出来ない場合には、妥協なく仕立てると宣伝されている仕立屋さんがよろしいかと思います。
色々な媒体で宣伝されていらっしゃいますから調べるには困らないはずです。
おそらくちゃんとコミュニケーションが取れなくて、その想いと違う妥協なき一着になると思いますけど・・・
- まとめ
理想のオーダーメイドスーツを作る為には、仕立屋さんと仲良くなりましょう。
なんでもやりますっていう所よりも、ダメ出しして妥協を促してくれるところのほうがいいでしょう。
それと、いきなり最初の一着から究極を求めすぎないこと。
理想のスーツ像、本当に求めているスーツはおそらくその最初に思い描いているところと違う場所にあるでしょう。
その答え探しを少しづつ楽しんでいくのが、オーダーメイドスーツのコツでしょうか。
ボクはそんなお手伝いをしています。
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