土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
自宅でハイボールを楽しむ時に最近思うこと
ボクはそんなにアルコールに強いほうではないので、少しづつ楽しむくらいの飲酒量なのですが、どうも最近感じることがあります。
以前も書いたような気がするのですが、シングルウィスキーよりもブレンデットのほうが深みを感じて美味しいと感じる時がある。
いつでもではないですが、時々そんな気がするのです。
素人ながら簡単にウィスキーについて説明を致します。
ざっくり大きく分けると原料と混ぜ方の二つがあります。
原料は麦のことをモルト、とうもろこしのことをグレーンと言います。
そしてひとつの酒樽のままボトリングするのをシングルと言います。
サントリーの山崎とかはシングルモルトウィスキーと呼びます。
また知多はシングルグレーンウィスキーになりますね。
これを複数のモルト原料の酒樽からボトリングするとモルトウィスキーになります。
そして原料をモルトとグレーンを掛け合わせてボトリングするとモルトグレーンウィスキーと呼ぶわけです。
同じくサントリーの角瓶はこのカテゴリになりますでしょうか。
ま、この考えはコーヒーも同じですけどね。
シングルオリジンという名の単一豆か複数産地を混ぜているブレンドやミックスかというやつです。
何が言いたいかと言いますと、上質なコンセプトを明確にしている蒸留所のシングルウィスキーは美味しいのですが、もうちょっと深みが欲しい時がある。
複雑さというか、もう少し色々な感覚を得たい時ってありませんでしょうか。
コーヒーもそうですけど、ブレンデットの立ち位置ってコスパがいいという立ち位置が多いですよね。
モルトだけだと高いのでグレーンをブレンドしているとかでしょうか。
その中でブレンダーと呼ばれる人たちがどうしたら美味しくなるかとのさじ加減で決まってくる感じ。
ボク的には価格とかではなく、単純にそのブレンダーが考えたその深みのあるテイストがハマる時があります。

ボクの中でナンバー1ブレンデットのフェイマスグラウスのスモーキーブラック
例えばボクはスコットランドのウィスキーしか選んでいないのですが、その中ではブレンデットではフェイマスグラウスが頭一つ抜きんでて美味しく感じます。
明らかにお得な価格とマッチしない。
そのくらいにボク的にはハマっています。
ピート(スモーキー)感はそうでもないんですが、いいんです。
シンプルにスモーキーさが欲しい時はシングルモルトのラフロイグかタリスカーって感じです(スモーキーどころの定番ですので)。
ここから先服地について当てはめてみますと、こうなります。
確かに高級服地は良いです。
明らかに上質であることを認識することができます。
ではそれ以外はどうなのかと問われれば決して悪くない。
コストを考えた複数の素材の混紡も悪くはないです。
むしろそれがオススメだったりします。
例えばこれからの夏季シーズンに使うシャツですが、綿100%の柔らかい素材よりも、コストパフォーマンスが高くなるポリエステル混紡のほうが人によっては最適に感じることもあるということです。
上質な綿100%シャツは汗ですぐにクタクタになってしまいますが、綿ポリ素材は一日中パリッとさせることが出来るとかね。
どちらが優れているということではなく、その時の状況により使い分けるといいかなと。
マッカランが飲みたいときもあれば、ジョニーウォーカーがいいときもあるわけです。
もう何が何だか分からなくなってきましたが(苦笑)
ま、シャツの時期です。
上質素材のシャツと綿ポリシャツはその時々に合わせてうまく使いわけましょう。
改めてブレンデットウィスキーって美味いなって感じたときに考えていたことは概ねそんなことです。


最新記事 by 土方 洋 (全て見る)
- お休み気分も今日まで - 2025年8月17日
- お盆期間中はどこも混んでいるけど穴場はある - 2025年8月16日
- 食事を楽しむ夏 グラスコート - 2025年8月15日
- 浮世絵という日本の芸術文化に触れる - 2025年8月14日
- 和装という文化 - 2025年8月13日