土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
先日とある出張からの帰りの電車にて。
少し遠方の初めての場所であり、少し遅くなってしまったのでスタジオに戻ることを考えつつも溜まっていた返信をポチポチとその電車の中でしていた時のことです。
隣に座っていた女性の方の腕がドーンとボクのほうに伸びてきました。
ちょうどスマホで大事な返信のために集中していたので結構ビックリしました。
そのうちその女性の反対側に座っている男性の方も異変に気付きました。
そうこうしているうちに、持っているカバンを手放して、痙攣と硬直がやってきました。
これと同じ症状をボクは以前に見たことがあります。
いわゆるてんかんでしょうか。
完全に意識が混濁してしまい、呼びかけにも応答しない状態です。
乗車している車両は混んではいないのですが、周りの方も気にかけてくださり呼びかけをしていますが、反応がないどころかリミッターが外れているのですごい力で反発もする。
その時ボクはこれは次の駅で降車させないとダメだと判断し、周囲の方に話をして緊急呼び出しで車掌に通報、次の停車駅で緊急対応をしてもらうことに。
相手が女性ということもあり、このご時世ですからあまり無茶なことはしにくいですし、正直疲労と仕事のことで頭の中がいっぱいになっている時に突然この事態に完璧に対応出来たのかといわれれば、ボクは出来なかったかな。
幸いにして同乗していた女性の方がいて助かりました。
もし心に余裕があって勝手知ったるエリアならまだ動けたかもしれないという言い訳をしつつも、何の前触れもなくやってくる異変に最適な行動を取れる体制を常時構えていられるか。
ゴルゴ13のような危機管理のプロフェッショナルの人は常に周囲の状況を把握しているはずです。
ボクもたまに身構えている時もありますけど、そういう時はというよりも普段はそんな状況は起こらないですからね。
では、どうするか?
いつでも即座に行動できる柔軟な思考、判断力、余裕を持っておきたいですよね。
難しいけど、危機管理ってそういうことだと思います。
余談になりますが、その女性の方は軽度の発症のようで大事には至りませんでした。
ちょっと電車を遅延させちゃったけど。
みなさんもいざという時に自分はどう動けるかをシュミレートしてみてはいかがでしょうか?


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