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現代のプリント技術は織物と区別がつかない

土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。

ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。

当然ですが、バーズアイという柄があります。

鳥の目のようにみえることからこう呼ばれている、昔から存在する王道のスーツ生地の柄です。

誠実で落ち着きのある印象にすることが出来るのでボクもオススメしています。

この画像がまさにバーズアイなのです。

おそらくみなさんも必ずどこかで目にしたことがあることでしょう。

そして本題はここから。

というよりもうタイトルそのものなのですけどね。

実はこの画像の生地は織り柄ではないんです。

これはプリント、つまり印刷です。

印刷なのに本物の織物のように見える。

その証拠をお見せしましょう。

表側のみが印刷されているのがこれでお判りでしょう。

本当にスゴイですよね。

食品でも見た目は目玉焼きやイクラとか区別付かないものもありますよね。

生地においても織物なのかプリントなのか区別がつかないくらいに進歩しています。

こんなの本物じゃないからありえないよとおっしゃりたい方もいるでしょう。

ましてオーダーメイドの世界ではどうなの?と感じるのももっともです。

ボクはこれを肯定的にとらえています。

服飾とは文化です。

文化とは常に変化していきます。

それが時代です。

つまり服飾とは常に時代に合わせて変化していくものです。

これはオーダーメイドの世界でもあてはまるとボクは考えています。

もちろんボクは正統派の仕立屋ですから、本質はブレないですよ。

ただ、過去に固執しても先には進めません。

新しい価値観も否定するのではなく積極的に取り入れてみる。

そこで起こる化学反応のような変化を感じ取る。

それを受けいるかどうかはやってみなければ分かりませんからね。

ダメならやめればいいだけなんですから、まずはやってみる。

これがボクの仕立に対する基本的な考え方です。

その意味で、このように新しいプリント生地はアリではないでしょうか。

この生地はストレッチも効いていて、なおかつオールシーズン生地でもあります。

ウール生地とはまったく違う着心地に驚くでしょう。

逆にこれに慣れ過ぎちゃうと元に戻れなくなるくらいに快適な一着となりえます。

食わず嫌いも食べてみたら案外いけるじゃないかと感じるのと同じ。

 

最近はオーダーメイドの世界もかなり変化しています。

これらを上手く取り入れた新しいオーダーメイドの世界観を構築していきたい。

来年に向けてボクも新たな構想を形にするべく色々と行動していきますね。

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「私の役割は、オーダースーツによって自信をつけていただき、成績をあげていただくこと」 をミッションに掲げ2014年11月創業する。 独自の採寸には定評があり、また圧倒的な提案力でその人の魅力を最大限に引き出すことに全力で取り組んでいる。 土方が生み出すスーツは、スペックやブランド至上主義のオーダー業界とは一線を引く、「体験」を売る独自の手法をとる。 オーダーをすることの工程そのものを楽しむことから始まり、完成してからも楽しめるのが特徴。 ココアッソは手間のかかるオーダー屋です。そのかわりに、あなたの気分がよくなる、あなたの成績がよくなる、あなたの評価がよくなる、そんな一着を仕立てる。を口癖にしている。

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