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Super表記の意味を今一度おさらいしておこう

土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。

ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。

オーダースーツを作成するときに一番悩ましくもあり楽しくもあるのが生地選びですね。

あれこれといろいろ見比べる。

沢山あり過ぎて選びきれない。

それが楽しいひと時なんですけどね。

そして、あらゆる情報がネット上に上がっていますので、事前にリサーチをされる方も多いことでしょう。

生産地や織元の歴史に特徴、ブランドイメージなどなど。

色柄だけでなく色々な選択肢が出てくることでしょう。

その中でやっぱり品質も気になるはず。

せっかくのオーダースーツですから、正解を選びたいですし、イイモノが欲しいと思うのは誰もが一緒です。

ボクも欲しいものがある時はよーく調べます。

ということで、スーツの生地の品質というと必ず行きつくのがこの「Super表記」になることでしょう。

これはいったい何を表しているのでしょうか?

 

  • Super表記とは?

最初に答えをいいますね。

Superとは羊から刈り取った綿の状態の品質を表す単位

になります。

みなさんもどこかで見たことがあるはずです。

バリカンで刈り取られたあの綿菓子のような原毛のことです。

そのままでは当然どうにもなりませんので、そこから洗浄して細かく細分化されていきます。

その繊細さがSuperの数値として表示されます。

一般的に刈り取った状態の原毛のほとんどはゴワゴワで現代のスーツには適さないのですが、そこから分別していくとフワフワの産毛みたいな柔らかい部分が少量出てきます。

このわずかなところがスーツの原材料として使われます。

それが繊細であればあるほどこのSuperの数値が上がっていきます。

それだけ一頭当たりから採れる量は少なくなっていきますから、当然そのレアリティと比例して価格も上がっていきます。

この数値の違いは実際に触れてみるとわかります

 

ではどこまで高ければいいのか?

これはその人のスーツに何を求めるのかによって違いはありますが、現実的に日常に使うスーツとして考えれば、Super100’sないし110’sで十分な質感と満足感は得られるでしょう。

このクラスはもはや当たり前に感じるくらいに多く見かけるはずですが、実用スーツとしてはかなりおススメです。

このSuperの数値競争が激化しすぎて近年のスーツ生地は耐久性を考えていないものもあります。

あまりにも高Superにこだわり過ぎると確かに滑るような滑らかさを感じますが、その取扱いはかなりシビアになります。

毎日の通勤には適さないものもあります。

座るだけでシワになる、すぐにテカテカになってしまうとかですね。

ですからこのあたりはそのスーツでどうしたいのか?から絞りこむのがいいでしょう。

選べる時代だからこそですが、単純に数値だけではなく実用面でどうなのかを考えてみて下さいね。

もちろんこの数値だけが質感を表現するものではありません。

どのように紡績した糸をどのように織り上げていくのか、仕上げはどのようにするのかによって同じ数値を表す生地でもかなり違いを感じることでしょう。

これは画面越しでは分からないですから、実際に触れて確かめるのが一番です。

そして、このSuperは糸の太さではありません。

意図の太さは「番手」と言います。

Super110’sだろうが150’sだろうが同じ糸番手にしていれば太さは同じです(風合いは違いますよ)。

あとはそれを単糸使いにするのか双糸にするのか、そのスピニング(撚りの強さ)の度合いによっても変化します。

と、そんなことは覚えなくてもいいですね(苦笑)

 

まとめますと、くわしくは実際に実物を見て触れて確かめるのが間違いありません。

あとはちゃんと説明してくれる人を見つけるのがいいでしょう。

もちろんボクのことでございます。

ココアッソは予約制ですから、じっくりと比較検討が出来るオーダーメイドスタジオです。

スーツのお悩みはどうぞボクまでご相談くださいね。

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「私の役割は、オーダースーツによって自信をつけていただき、成績をあげていただくこと」 をミッションに掲げ2014年11月創業する。 独自の採寸には定評があり、また圧倒的な提案力でその人の魅力を最大限に引き出すことに全力で取り組んでいる。 土方が生み出すスーツは、スペックやブランド至上主義のオーダー業界とは一線を引く、「体験」を売る独自の手法をとる。 オーダーをすることの工程そのものを楽しむことから始まり、完成してからも楽しめるのが特徴。 ココアッソは手間のかかるオーダー屋です。そのかわりに、あなたの気分がよくなる、あなたの成績がよくなる、あなたの評価がよくなる、そんな一着を仕立てる。を口癖にしている。

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