土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
多様化というワードが社会に浸透しつつあります。
ダイバーシティというんでしょうか。
近代スーツが生まれて約150年ほど経ちました。
歴史と共に新しい文化が生まれては消え、そして服飾もそれに合わせて生まれては消えていくを繰り返してきました。
それでもスーツという服装は変わっていません。
これって凄いことではないでしょうか。
正確には全く同じではありませんが、それでもスーツと認識出来る服装として残り続けています。
そしてそれはいまだに世界でもっとも信頼される服装として認知されています。
これほどまでに完成された服装が変わることは今後もないのではないでしょうか。
服飾文化の歴史に名を残す偉大な服装ですね。
とはいえ、近年の多様化という文化はこのスーツの着こなしそのものをかなり変化させてきているのは事実です。
スーツにシャツとネクタイを結びドレスシューズで颯爽と街を駆け抜けるというスタイルとは違う路線も今では通用するようになりましたね。
その一つがカジュアル化です。
ビジネスにおけるスーツというのはそれまで言葉にする以前の当たり前だった時代にこのカジュアルという言葉を使い始めたのはかなり以前からありました。
1990初頭にはアメリカでその仕掛けがはじまり、すぐに日本にももたらされます。
それがフライデーカジュアル。
週末くらいはラフにしましょうよ、という考え方でした。
2000年の中ごろになるとあのクールビズという言葉が誕生します。
ネクタイをしないことを文化にした政府主導による初めての成功例です。
今では年中クールビズと化していますね。
その昔はウォームビズという言葉もあったのですが覚えていますでしょうか。
2010年代になると、ついに服装自由化なんて言葉が生まれ始めます。
大手企業や金融機関までが脱スーツを目指します。
2020年はあのコロナ騒動が起こり、テレワークブームがあったのは周知の事実であります。
ではこれからどうなるんでしょうか?
王道スーツ回帰
完全に服装自由化
そしてその中間点のビジネスカジュアル
この3極化が益々進行していくことでしょう。
多様性というのはあらゆる価値観を認め合うことなのでしょう。
当然服装もどんどんこのどれかに切り替わるでしょう。
どれにも該当しない、したくもない、興味が無い・・・
こういうところは消滅する可能性すらある。
今のうちに自分の会社のポジションをしっかりセットしておく必要がありそうです。
この3つの道においてある意味いいとこどりなのがビジネスカジュアルです。
実に曖昧な表現です。
だからこそ逆に難しいという話があります。
たしかにそうですよね。
何をもってカジュアルなのか?
ネクタイを外したらカジュアルなのか?
とかね。
変化している時代です。
このタイミングはダイナミックに動きがあります。
勇気を出してこの動きを認識して取り入れてみましょう。
またこの数年のコロナ騒動でネクタイをしたことがない方も多いはず。
そんな時は学びましょう。
先輩方はただしく後輩に教えてあげましょう。
え?
そんなこと言われても自信がない・・・
そんな時は、ボクに相談してください。
これから先に起こりうる時代に適応する服飾研修も、セミナーもレクチャーもおこなっております。
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