土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
ヴィッタル・バルベリス・カノニコ(VBC)
一般的にはカノニコと呼ばれる生地が存在します。
おそらく既製品も含めると国内ではもっとも多く扱われているのではないでしょうか。
とても巨大な一大生産体制を築き上げているイタリアを代表するミル(織元)ですね。
日本では恐らく四半世紀以上前にはすでに流通していたと記憶しています。
非常に知名度のある生地です。
そして一番の特徴は比較的お手頃なイメージが定着しているはずです。
ロロピアーナやゼニアという最上位は手が出ないけど、その手前でちょうどいい塩梅のラインナップになっている生地というポジションです。
このカノニコ社は巨大な組織であるがゆえに、それは一端に過ぎません。
とても幅広いラインアップを生産しています。
何が言いたいか?
超高品質の生地もランナップしている
ということを伝えておきたい。
REVENGE リベンジ
というコレクションあります。
ネーミングは凄いですが、生地としては本物です。
Super150’sはほぼ実用可能域な限界レベルの超高品質な原毛の領域で、そうそう存在するような代物ではありません。
それを余すことなくちゃんと使って織り上げています。
これはOEMとして高級イタリアンマーチャントであるドラッパーズやカチョッポリからの依頼を長年受注しているからこそ成しえているからでしょう。
カノニコはお手軽というポジションからのランクアップを確実にしています。
確かにここ数年の価格高騰という側面もありますが、それだけではないブランディングも含めた本質的な立ち位置変化してきていることを表しています。
実際にボクも着用していますしね。
彼らの色柄のセンスは確かにボクの心にちゃんと刺さるのです。
そして日本でも多くの人の心をわしづかみしています。
毎回完売してしまうくらいに人気のカノニコ、少し視点を比べてみるともっと魅力的に映ることでしょう。
もう一度いいますけど、人気の生地はどんどん減っていますからお早目がいいですよ!
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