土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
オーダーメイドの流れについて
現代のオーダースーツの主流はバンチブックというサンプル帳にて生地を選ぶ時代になっています。
前世紀のオーダースーツと言えば、店頭や店内の壁面にズラリと生地が並べられているイメージでしょうか。
そこから生地を選んで肩に当てて鏡を見て決める。
もう少し時代をさかのぼると、オーダースーツ仕立券なる進物がありました。
大き目の桐箱に一着分の生地とその仕立券を入れて送るという方法です。
ちょっと豪勢なプレゼントとしてかつて存在していました。
現代のオーダースーツはより自由度を求めることからこれらはかなり少なくなりました。
生地を買い付けるということはそれが在庫になってしまう為にそれを売らねばならないという仕組みから、選んでいただいたあとに買い付けるという仕組みになりました。
羅紗屋(ラシャヤ)さんという生地問屋さんには見たこともないくらいの在庫があり、そこからチョイスするほうが選択の幅は広がります。
そしてその羅紗屋さんは日本にはいくつもありますから、さらに沢山選べるようになります。
さらには欧州の織元や生地商社から直接手に入れることも現代は可能なのです。
タイミングが合えば、三日もあれば欧州から届くデリバリーシステムが確立しています。
沢山の生地サンプルからセレクトしたほうが楽しい。
本当に欲しいと思える生地が見つかる。
夏に冬物生地が、その逆に冬に夏生地を選ぶといったシーズンにとらわれることなく自由に選択できるようになる。
などいいことずくめです。
デメリットもあります。
手間がかかる分がコストになるのとデリバリーの分だけ納期は少し伸びます。
世の中すべてを満たすことはなかなか出来ないわけで、どちらを取るかということになります。
ココアッソでは基本はバンチブックによるご案内をしています。
選択肢は多いほうが良いという考えです。
その中でごく一部ですが、不定期で現物生地も買い付けますけどね。
世の中には沢山のオーダースーツ屋さんがあります。
大手では自社バンチブックを作成しているところも多いでしょう。
ココアッソでは織元や生地商社が作成しているバンチブックを使用しています。
いろいろありますから、一日中見ていて飽きないのがいいんです。
ゆっくり生地を見比べながら仕上がりを連想してみるのはいかがでしょうか?
ココアッソは予約制のスタジオにしておりますので、ゆったりとお過ごしいただけます。
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