土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
ココアッソは常に時代と共にアップデートをしています。
服飾は文化です。
文化が常に変化していくように、服飾もまた時代と共に移ろいゆく存在です。
服飾ということはスーツも同じですね。
毎年少しづつ変化しています。
オーダーメイドとは古き良き時代の懐古趣味ではなくあくまでも実用の服装というのがボクの考えです。
という難しいことはおいておいて、やっぱり時代感のあるカッコ良いスーツを研究しているんですよ!
そんな今年もいくつか研究をしていまして、そんなスーツ少しばかりお披露目します。
- 超ストレッチ性能のセットアップスーツ
ビジネスカジュアルというフレーズがかなり浸透してきていますね。
カジュアルという言葉とビジネスを上手く組み合わせることが出来る一つの回答としてセットアップスーツがあります。
このセットアップとはジャケットとパンツのそれぞれが単品として機能していて、様々な組み合わせを楽しむことが出来るのが魅力です。
さらにオーダーメイドの世界ではありえないような超ストレッチ性能を持たせているので尋常じゃない快適さもプラスしたというなんでもアリな時代にピッタリの最高にご機嫌な一着です。
しかもカッコ良い。
長年の研究からようやく文句なしにオススメできる一着に仕上げることが出来ました。
- ローゴージオーセンティックスーツ
なんでもアリのセットアップスーツと真逆に位置するオーセンティックスーツも研究しております。
クラシコイタリア協会にみるハイゴージスーツは肩回りの構造はボクのようななで肩で前肩な体型に非常にしっくるようになっています。
いわゆるナポリ系ですね。
ボクのターナースペシャルカットはそんなボクが快適に着用したいがために研究をしてきて完成させました。
結果的にこの方向になっていたわけですが、そこにさらに表情を変化させたのがこのローゴージスーツです。
着心地はあくまでもターナースペシャルカットのように肩パットも入れずフロントに芯地も薄すくして着心地をよくしていながら、オーセンティックなスーツスタイルにすることが出来ました。
これはカッコ良いです。
自分で言うのもなんですが。
スーツを愛するビジネスパーソンにぜひ着用していただきたいニュースタイルです。
と軽くお披露目しようと思うとずっとお披露目したくなってしまう。
時代は益々全体主義的な流れになりつつあります。
AIの活用や自動化、SNSなどの匿名性の暴走などなど。
そんな時代だからこそ、スーツを着用することの意味をもう一度見つめ直してみる。
やっぱり人と人とがコミュニケーションをする為のツールが服装でありスーツではないでしょうか。
だったらそんな時代だからこそ個としての自分をもっと表現していいんじゃないでしょうか。
自分の気持ちをスーツという形で表現してもいいんじゃないかな。
そんな難しいことは抜きにしてカッコ良い二つの方向性が形になりました。
ぜひスタジオでもお確かめください。
また今後もう少しご紹介していきますよ!
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