土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
今日はボクが個人的に購入をして気に入ってしまったダウンジャケットのご紹介。
Floeberg HS Thermo Hooded Coat AF Men
スイスに本拠を構える老舗のMAMMUT社(マムート)、アウトドア系で有名ですね。
スポーツというよりも登山やトレッキング系ではおなじみではないでしょうか。
日本でいうところのモンベル的な会社です。
当然ダウンジャケット系も良質なんですよね。
今回ボクが手に入れたこのダウンジャケットといいますかコートですね、ヒジョーに良いのです。
なので備忘録的に残しておこうかと。
- 暖かさ重視で考えるとマムートのダウンコート
最強に暖かいダウンを考えたらヒップまで隠れるコート系になりますよね。
いくつかダウンジャケットは所有しているのですが、今回は暖かさを最優先にしようと考えるとやはりショート丈のジャケットよりも丈は長めがいい。
ということでボクがチョイスしたこのフローバーグはネーミングの通りコートです。
このマムートのフローバーグ、ホントにいいんですよ。
まずメインの表生地はPERTEX社のSHIELDというナイロン素材を使っています。
これ普通のリップストップ系のナイロンの撥水とは違って防水なんですよね。
耐水圧10,000mmですから結構な防水性能です。
東京の冬は基本カラカラの乾燥している日が多いですから、雨や雪に対する防水性はそれほど重要ではないにしてもこれは安心ですよね。
もちろん防風性能も完璧ですので冷たい外気で保温した空気が逃げていかないようになっています。
風合いはガサガサした硬さはなくて丁度良いアウトドア系の質感で、いわゆるシャイニー系とは違う光沢感がないマットな色合いも好印象です。
縫い目も最小限度に抑えつつも胸にファスナー部分が隠れるようにポケットが左右ついています。
そして腰ポケットは後付けではなく一枚仕様のフラップ付きで埃も雨も防ぐようにしています。
そして腰ポケットの裏側の手の甲にあたる部分にはフリース素材を張り合わせてくれているという日本メーカーのような気配りも完備。
フロントファスナーは当然ダブル仕様で、安心安全のYKK製なのもよいですよね。
すぐ壊れたなんてことはまずないでしょう。
ちなみにファスナーについているストラップにはよく見るとMAMMUTのロゴが。
袖口は傾斜をつけて手首周りを絞らずともしっかり保温性と動きやすさを確保するように考えられています。
これは手袋をする場合にはベルクロで絞るよりも好きな感じでいいですよね。
そしてシルエット的にすごく気に入っている個所が二つあります。
一つ目は首回りが高めで設定されていること。
さらにフード部分にステッチワークでヘタらないようにしてくれていること。
これによってしっかり首元まで保温してくれるのと見た目もぐっといい感じになりますよね。
これはホントに最高です。
もう一つはヒップにファスナーによって解放できるインパーテッドベントがあること。
これを解放すると非常にラクになりますし、保温重視の時は閉じることも出来る。
これも実によく考えられている仕様です。
そして肝心のダウンはというと。
もうむっちり入っています。
これね、触れればこのギッシリ入っている感がすごくわかります。
ダウンというのは膨らみますから多少スカスカでもなんとなくダウンジャケットの形になるではないですか。
このマムートはどのシリーズもみっちり入っていまして、このモデルだと羽毛量は225gとなっていてダウン量マニアの方も満足できるはず。
特にこのフローバーグは構造上外側にダウンが膨らまない分内側に膨らみますので、ダイレクトにその圧を感じます。
感覚としては血圧計のギュッとする感覚をマイルドにしたようなくらいにダウンを着ているなって満足感を得られるボリュームです。
中身もダックではなく良質な750FPのグースダウンでもちろんRDS認証(非人道的にむしるのではない採取をしたダウン)なので嫌な臭いなどはボクは感じません。
また裏生地は正確な表記が公式に乗ってないのであくまでもボクの感覚ですが20デニール以下くらいのものすごく優しい風合いのリップストップナイロンを使っているので、袖を通した瞬間からふわっふわというしあわせを得られるのも気持ちよいです。
ちなみにボクが手に入れたカラーは画像では伝わらないのですがナイトというダークネイビー系の色になっています。
そしてこのカラーだとロゴが黒いプリントになりますので、結構控えめで余程目を凝らさないと分からないレベルになっています。
他のカラーを選択するとプリントの色も変えていますのでもう少し目立つようになりますね。
このあたりは好みってところでしょうか。
この袖を通した瞬間から得られる至福の暖かさはなんなんでしょうね。
気持ちよすぎます。
弱点としては暖かすぎるということくらいでしょうか。
空調の効いたところでは汗かくくらいにホカホカします。
重さも公式で904gと軽量ではないですから軽さを求めるよりも暖かさを重視する人向けになりますね。
ダウンのボリュームをこれでもかって感じ取れます。
重さに関してもボクが普段愛用している重量級ウールコートに比べればかなり軽いですから羽織ると全く気にならないです。
最後に唯一注意点として挙げるとすれば、サイズでしょうか。
ボクの身長169cm、体重約65㎏でユーロS(アジアM)を選択しました。
ボクの感覚ではこれが一番フィットしました。
このマムートにおけるサイズに関してはあくまでもユーロ規格で作成されています。
便宜上ユーロSはアジアMとなっていますが、そもそも日本人のMサイズの感覚とはちょっと違いますので、人によっては合う合わないはあるでしょう。
ちなみにユーロM(アジアL)はボクには大きすぎました。
ですからこのフローバーグ以外にもマムートの製品は実際に試着して確認してみることをオススメ致します。
シルエット的には最近の日本メーカーに多くあるようなオーバーサイズな作り込みではないので、若い子のダブっと着るような感じにはなりません。
ですから最近のノースフェイスなどのサイズ感とデザインが合わなくなってきている世代にはいいんじゃないでしょうか。
特にこのフローバーグは肩幅が結構コンパクトになっていますのでモコモコしているけどスッキリ見えるという大人な着こなしを楽しめます。
このご機嫌なダウンで冬を快適に過ごす。
何度も言いますけど、ダウンのマスターピースと呼べるくらいに気に入ってます。
マムートHPやスタッフさんのどこよりもかなり詳しく解説しちゃいました。
普段ボクのオーダーメイドはここまで説明していないのにね(苦笑)
というわけで、マムートさん案件お待ちしております(さりげなく)
最後に公式HP載せておきますね。
マムート公式HP←マムートのサイトに飛びます
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