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化繊が存在する前の時代のコート素材

土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。

ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。

東京は久々に雨でしたね。

たまには空気の乾燥を潤してもらいましょう。

そんな昨日は暖冬の影響なのかそんなに寒くはなかったですね。

そこで出番として登場したのがオイルコットン素材のコートです。

朝の土砂降りから一転日中は過ごしやすくて快適でしたね

現代においては防水繊維として化学繊維が普及しています。

さらには単なる防水だけではなく透湿機能や伸縮性に風合いも良くなっていたりとすさまじい進歩を遂げています。

しかもそれが普通にどこにでも使われているのですから改めて技術の進歩ってすごいですよね。

そんな化繊が世界ではじめて生まれたのが1930年代です。

それまではどんな素材を使っていたのでしょうか。

その一つが服地にオイルを染み込ませて水をはじくという手法です。

ボクが着用しているコートは高密度に織り上げてあるコットン素材にオイルを染み込ませている、いわゆるオイルドコットンになります。

コットンという素材は元々繊維の奥まで水分を吸収してため込んでしまう性質があります。

綿100%の肌着を着ていて汗をかくとなかなか乾かないなんて経験をされた方は多いんじゃないでしょうか。

それをオイルにて阻害してしまうってことですね。

ですから正確には化繊のような玉ころのよに水をはじくようなことはないんですが、水が染み込みにくいようになっているのです。

ウールも元々は水をはじく性質があるんですけどね。

例えばピーコートなどに使われているメルトンという素材があります。

これは織り上げたウールを思いっきり縮絨させてフェルト状態にします。

すると繊維が絡まって防寒性が高まるとともにウールに含まれている脂分で水の侵入を防ぐというコンセプトで編み出されたのですね。

一つ一つの生地にもドラマがある。

そんなことに想いをはせながらコートを楽しむのもまた楽しいですね。

今週末は再び最高気温が20度を超えるとの予報が出ています。

それだけ寒暖差も激しい。

体調管理にはくれぐれも気を付けて、素敵なコートライフを過ごしてくださいね!

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「私の役割は、オーダースーツによって自信をつけていただき、成績をあげていただくこと」 をミッションに掲げ2014年11月創業する。 独自の採寸には定評があり、また圧倒的な提案力でその人の魅力を最大限に引き出すことに全力で取り組んでいる。 土方が生み出すスーツは、スペックやブランド至上主義のオーダー業界とは一線を引く、「体験」を売る独自の手法をとる。 オーダーをすることの工程そのものを楽しむことから始まり、完成してからも楽しめるのが特徴。 ココアッソは手間のかかるオーダー屋です。そのかわりに、あなたの気分がよくなる、あなたの成績がよくなる、あなたの評価がよくなる、そんな一着を仕立てる。を口癖にしている。

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