土方洋（ヒジカタヒロシ）ニックネームのターナーです。

ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。

カシミアはなぜ暖かいのか？

現在現実的に入手可能なコート生地の中で最高の素材がカシミアですね

繊維の宝石と呼ばれるカシミア。

今では量販店にも大量に出回っていますので、誰もが知るところの素材ですね。

ではなぜカシミアなのでしょうか？

なぜカシミアは暖かいのでしょうか？

• カシミアは山羊の産毛

そもそも暖かさとは何か？

保温性、つまり体温と外気を遮断する力が強いほど暖かいわけです。

水鳥から採取されるダウンは有名ですね。

人工的に作ることは出来ないあの細かい産毛が絡まって空気を貯めてくれるからこそ暖かいわけですが、これと同様に獣毛繊維でも同じように断熱効果が高ければ保温性が保たれるというわけですね。

その力を発揮するためにはその素材が繊細である必要があります。

カシミアとは山羊から採取される産毛を使います。

この産毛は寒い冬場を生き抜くために生えてくる非常に繊細な繊維です。

しかも、寒すぎると剛毛になりすぎ、暖かい気候では生えてこない。

その絶妙な飼育環境でのみ生えてくるという希少な繊維です。

よって採取は春先の一年に一回のみ。

さらには羊毛のようにバリカンでどっさりと刈り取るのではなく、一頭ずつ熊手で梳くようにして採取します。

ですから一頭当たりほんのわずかしか取ることが出来ません。

そんな環境から採取される産毛は当然最良とされる羊毛よりも繊細なのです。

そんな繊細な原毛から作り出された生地や毛糸から作り出されたコートやセーター、マフラーはフワフワで空気を逃がさないので暖かいのです。

あまりにも出回り過ぎているのでありがたみが無くなっているかもしれませんが、本当に繊維の宝石なんですよ。

現実には採取される量よりもなぜか出回っている製品が多いという不思議な現象がありますが・・・

獣毛繊維は繊細であればあるほど、風合いが良くなり、もちろん暖かい空気をのがしませんので暖かい。

コットンやシルク、化繊では絶対に到達できない領域がそこにはあります。

まさに神様からの贈り物ですね。

ぜひ本当に暖かい良質なカシミアに触れてみてくださいね。

きっと幸せを感じることが出来るでしょう。

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土方 洋

「私の役割は、オーダースーツによって自信をつけていただき、成績をあげていただくこと」 をミッションに掲げ2014年11月創業する。 独自の採寸には定評があり、また圧倒的な提案力でその人の魅力を最大限に引き出すことに全力で取り組んでいる。 土方が生み出すスーツは、スペックやブランド至上主義のオーダー業界とは一線を引く、「体験」を売る独自の手法をとる。 オーダーをすることの工程そのものを楽しむことから始まり、完成してからも楽しめるのが特徴。 ココアッソは手間のかかるオーダー屋です。そのかわりに、あなたの気分がよくなる、あなたの成績がよくなる、あなたの評価がよくなる、そんな一着を仕立てる。を口癖にしている。

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