オーダーメイドスーツとシャツのCOCOASSO|東京都渋谷区恵比寿駅から徒歩1分

営業支援オーダーメイドスーツと言えば、東京、渋谷、恵比寿のスタジオココアッソ

お電話でのお問い合わせ

03-6452-4497

コットンよりウールが暖かい

土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。

ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。

急激に寒くなりましたね。

寒暖差が激しすぎて気温以上に体感温度は低く感じます。

こういう時は体調を崩しやすい。

くれぐれもお気をつけくださいね。

ということで、そろそろ本格的に保温をすることについて理解しておく必要があります。

それがタイトルです。

コットンよりウールが暖かい

 

  • 獣毛繊維は保温力が違う

スーツやジャケット、コートだけでなくセーターなどのカットソーなどさまざまなアイテムでこのコットンとウールが使われています。

どちらが暖かいのかと問われれば、ウールが間違いなく暖かいのです。

なぜコットンよりウールが暖かいのか?

暖かい空気を逃がさない力が働くから

この世で最高の断熱材は空気です。

この場合体温で温められたその空気をいかにして逃がさないかが大切です。

その暖かい空気を逃がさないという意味においてはもっとも優れていると言われるのがダウンですね。

水鳥の羽毛部分は非常に細かい産毛になっていてそれが重なると断熱効果が高くなります。

この辺りはみなさんすでにお持ちのはずです。

ウールの原理は同じで、暖かい空気を逃がさないという特性があります。

コットンもピーチスキンのような起毛素材がありますが・・・

暖かい空気を逃さないという意味においてはウールのほうが上手です。

コットンは一見すると暖かそうな起毛素材やふんわりした毛糸のような素材も存在しますが、繊維密度とさらに細かいスケイル(うろこ)が無いためにどうしても放熱してしまいます。

とはいえウールはとても万能ではありますが、保温性に特化した織物にしていないともちろん効果は発揮しません。

夏に最適な素材もウールであるように、それはその季節に応じた加工をしているということですね。

保温性を高めるには当然織密度を高めておく必要があります。

コートやセーターなどはあえてケバのある紡毛(ぼうもう)素材を使い意図的にクリンプ(ちぢれ)を出して空気の層を作り出します。

または縮絨(しゅくじゅう)といってわざと生地を縮めてフエルト化させる方法もあります。

こうすることによってダウンに勝てませんが、暖かな風合いにすることが出来ます。

ちなみに繊維の宝石と呼ばれるカシミアは羊ではなく山羊になります。

ウールのように年に数回刈り取れるということではなく一年に一回だけ春先に冬の間に生えた産毛を一頭当たりほんの少しだけ梳くように採取します。

これはウールよりも繊細な素材な為により断熱効果が高くなるのです。

もちろん毎年大量生産なんて出来ませんので、ウールよりも価値があるというわけですね。

 

これから暖かい冬物をお探しでしたらぜひ品質表示を確認してみてください。

選ぶならウールが最適ですよ!

The following two tabs change content below.
「私の役割は、オーダースーツによって自信をつけていただき、成績をあげていただくこと」 をミッションに掲げ2014年11月創業する。 独自の採寸には定評があり、また圧倒的な提案力でその人の魅力を最大限に引き出すことに全力で取り組んでいる。 土方が生み出すスーツは、スペックやブランド至上主義のオーダー業界とは一線を引く、「体験」を売る独自の手法をとる。 オーダーをすることの工程そのものを楽しむことから始まり、完成してからも楽しめるのが特徴。 ココアッソは手間のかかるオーダー屋です。そのかわりに、あなたの気分がよくなる、あなたの成績がよくなる、あなたの評価がよくなる、そんな一着を仕立てる。を口癖にしている。

記事を気に入ったらシェアをしてね


Return Top