土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
普段はまったく意識していないけど、確かにそこに存在しているアイテムがあります。
それが礼服です。
この礼服とはいわゆる略礼服です。
冠婚葬祭とどんな状況にも対応するもっとも一般的なフォーマルウェアです。
タキシードやそれ以上のフォーマルウェアのように場所や用途、マナーなどの縛りもなく、誰もが一着はクローゼットに収納しているアイテムです。
ところがあまりにも出番が無いために、いざ着用するときに・・・
なんてことがないようにたまにクローゼットの中に鎮座しているその礼服のコンディションを確認致しましょう。
- 礼服はサイズ感のバランスが大切
礼服はスーツとは比較にならないくらいに寿命が長いです。
ある意味一生モノと言っても良いです。
それくらいに永く愛用することが出来ます。
ゆえにサイズ感がまったく合っていない礼服を着用されているととても気になります。
身内だけの式などでなにも気にすることはないなどであればよいですが、そうではない場合にはやはり気を付けるところではあります。
それがフォーマルです。
極度にダボダボになってしまった。
またはピチピチのパツパツになってしまっている。
自分が良くても周りが気にしてしまうのは身だしなみを問われるフォーマルの場ではNGでしょう。
フォーマルは一生モノとはいえ、その購入した時代によってサイズに対する感覚はかなり違いがあります。
特にバブル時代を経験されていらっしゃる、そしてその当時に購入した礼服だったとすると2023年の感覚と結構な差がある可能性があります。
そこに体型の変化が重なると、コンディションに関わらずお買い換えを検討するタイミングに来ているというサインととらえてみることも考えてみて下さい。
傷んでいないから大丈夫ではなく、役目を全うしてくれたと考えてみて下さいね。
- 何もない時が礼服の準備時
衣替えをする今だからこそ、礼服のコンディションもチェックしましょう。
自分の心がもうお役御免だなと感じたら、今準備を開始しましょう。
何もない時こそが正しい礼服、それこそ真に一生モノと言える礼服に出会う最良のタイミングなのです。
慌てて用意するよりもゆっくり考えることが出来ますからね。
そしてその時こそ、本当の意味でその存在を忘れても大丈夫な一着となるでしょう。
季節の変わり目は礼服を見直すチャンスです。
もし礼服のことでお悩みがありましたら、どうぞお気軽にご相談くださいね。
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