土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
2023年営業支援スーツおすすめ生地のご紹介です。
HARRISONS ハリソンズ
FRONTIER フロンティア
日本において英国産のマーチャント(商社)系生地ではもっとも知名度の高い生地を届けてくれている一つであるハリソンズ。
その中心となるコレクションであるフロンティアがリニューアルいたしました。
今作も年々希少になりつつある平織りでありながら春から秋まで着用可能な優秀な織物に仕上がっております。
- オールシーズンではない合物の魅力
ハリソンズは1863年に創業と今年で160周年となる、老舗中の老舗となる服地専門商社(マーチャント)です。
織元(ミル)ではないため織機などの制約もなく見て、触れて本当に楽しい様々なコレクションを多数ラインアップしてくれている英国を代表するブランドとして親しまれています。
オーダー業界においてはあまたある英国ブランドの中ではもっとも知名度があるでしょうか。
非常に優秀です。
今回はのそのハリソンズの中心に位置するコレクションの一つであるフロンティアです。
このコレクションの魅力は合物(あいもの)ということ。
合物とは夏でもなく冬でもなく、その中間くらいに位置する物という意味合いになります。
スペックでいうと目付300gの平織りになります。
専門的になってしまいますので、もう少し簡単に表現すると、春夏物、夏物よりもすこし肉厚になっているオールシーズンではない生地ということになるでしょうか。
あくまでも概念上の定義になりますが、オールシーズン生地というのは一言でいえば、とっても軽くて薄い秋冬物の生地という解釈になっています。
綾織というやつですね。
織密度の高い綾織に対してフロンティアは平織りといってサラサラした生地感が特徴になります。
そしてオールシーズン生地よりも少し肉厚であるというユニークな特徴があります。
これがかなりオススメできるのです。
地球温暖化の影響なのか、近年の季節の変わり目がわかりにくくなっています。
また働き方も変わり、盛夏にスーツを着用する機会も少なくなってきているという方も多くなってきました。
だったら夏をベースに春の入り口からから晩秋まで迷うことなく着用することが出来るポジションにある合物生地であるフロンティアが最有力候補にあがってくるかも、そう感じられる方には最高にしっくりくることでしょう。
英国織物でありながらゴワゴワではなくサラサラしているのにハリコシ感もある。
この良質な質感によって仕立映えも最高です。
年々少なくなりつつある平織物という意味でも価値のある一着になるでしょう。
お手に触れてご覧いただきたいコレクションです。
HARRISONS FRONTIER ハリソンズ フロンティア
スーツ 142,780円(本体価格129,800円)
highLine仕立て(水牛釦、高級裏地標準)
納期は約一か月+αとなります。
ココアッソは予約制の安心してゆっくりとオーダーの魅力を感じて頂けるスタジオです。
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