土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
オーダースーツを注文する時に最初にすることの一つが生地選び。
ワクワクしながら色々と検討されると思います。
一番楽しいひと時ですよね。
そこで一つポイントを。
Super表記はすべてではない
- 大切なのは自分が気に入るかどうか
生地選びでは沢山の生地があってその中から一つをチョイスするわけですが、何を基準にするか?
大切なのは自分が気に入るかどうか?からチョイスしてみてくださいね。
現代の生地で不良品はもはや存在していないといっても過言ではないくらいに優秀です。
特にボクのように都度羅紗屋さんから生地を手に入れるようなテーラーはなおさら優良生地しか扱いません。
おそらく欧州の生地をチョイスされる確率が高いと思いますが、その中でもこの世界一スーツを着る民族である日本人の要望に応える為にその中でも優秀な生地達が集まっているのです。
まがい物が生き残れるほどこのオーダースーツの世界は甘くないのです。
ゆえに選りすぐりの生地のみが現代に残っているということですね。
それと表示の数値に踊らされないのも大切です。
特にSuper表記は誤解も多いので、注意してくださいね。
数値が高ければ高性能ということではありません。
値段は数値と共に高くなりますが、それが長持ちするとかお手入れが楽になるのとはまったく関連がありません。
むしろ逆に作用する可能性すらあります。
目的や用途、それともちろん予算の兼ね合いから決めてみた方が良いことがあるはずです。
そのあたりはスタッフさん、ココアッソではボクに正直に要望を伝えるのが一番間違いがないでしょう。
一番大切なのは自分の心が欲しいと感じているかどうかから選んでみましょう。
沢山ありますから迷っちゃいますけど、それが楽しいのです。
数値にこだわり過ぎるあまり、その選ぶ範囲を狭めてしまうのは勿体ない。
素敵な生地に出会ってぜひオーダースーツライフを過ごしてくださいね!
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