ジャケットは切りポケットとアウトポケットのどちらがお好みですか？

土方洋（ヒジカタヒロシ）ニックネームのターナーです。

ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。

ジャケットのフロントポケットのお話です。

上下セットのスーツする場合と違い、単独で成立させるジャケットをお仕立てする場合、ポケットは切りポケットとアウトポケットの二つの選択肢があります。

どちらも正解

切りポケットとアウトポケットのどちらが良い選択になるのかはそのジャケットのコンセプトや用途、好み次第で変わりますので、特段優劣はありません。

基本的にどちらを選んでも正解です。

ちなみに切りポケットとはスーツの上着のように切り込みを入れて玉縁で仕上げて、フタを取り付ける仕様です。

これが切りポケット

アウトポケットとはパッチポケットとも呼び、外側から袋地を取り付ける仕様です。

これがアウトポケットです。

テイスト的には正統派の仕立てでも、芯無しののアンコン仕立てに使用とも両方のポケットデザインはどちらにも似合います。

選択する生地の素材も特に選びません。

しいて挙げるならアウトポケットは通常上下揃いのスーツでは採用しませんので、ビジュアル的にジャケットと認識しやすいのはアウトポケットでしょうか。

いづれにしてもこのポケットは使えるけど使ってはいけませんからね。

また、胸ポケットはハコ型にするのが一番おススメです。

これも切りポケット（フタ無し）やアウトポケットにもすることは出来ますが、まず時代的にハコ型一択と考えておいてください。

もっともボクが作成する場合は、ハコ型でもバルカと言って、船を横から見たような弓型にして作成するのが好みでして、だいたいこれにしています。

このほうがカッコ良いですからね。

これからの時代は益々脱スーツとなる環境がより整ってくるように感じます。

益々ジャケパンスタイルを楽しめるということでもあります。

そしていざスーツ以外でとなった時に、このデザインは必ず迷うはず。

悩んだら素直にプロにお任せするのが一番でしょう。

オーダーメイドには正解は一つではありません。

十人十色すべてに正解が存在します。

どんな風に仕立てていくか。

そんな悩みも楽しさと感じてみるのがオーダーです。

ココアッソでは予約制にしてしっかりとカウンセリングを行いお悩みを解決していくオーダーメイドスタジオです。

気になること、分からないこと、不安なことなどなんでも存分に相談してくださいね。

愛着の湧く最高の一着に出会えますように。

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土方洋

「私の役割は、オーダースーツによって自信をつけていただき、成績をあげていただくこと」をミッションに掲げ2014年11月創業する。独自の採寸には定評があり、また圧倒的な提案力でその人の魅力を最大限に引き出すことに全力で取り組んでいる。土方が生み出すスーツは、スペックやブランド至上主義のオーダー業界とは一線を引く、「体験」を売る独自の手法をとる。オーダーをすることの工程そのものを楽しむことから始まり、完成してからも楽しめるのが特徴。ココアッソは手間のかかるオーダー屋です。そのかわりに、あなたの気分がよくなる、あなたの成績がよくなる、あなたの評価がよくなる、そんな一着を仕立てる。を口癖にしている。