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【オーダーメイドスーツマニュアル】体に合わせすぎるとカッコ悪くなる?

土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。

ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。

オーダーメイドの魅力はその名の通り、注文服です。

世界に一着だけの自分の為だけに作られたお洋服です。

結構プレミアム感のある感じがしますね。

現実にそうなんですが。

そしてその魅力の一つは自分のサイズに合わせて作成をするところにあるでしょう。

体に吸い付くような感覚、フィットするとはこういうことなのかと、初めて着用される方はみなさん驚かれ、感動されています。

スーツやジャケットに限らず、お洋服とは基本体に触れているアイテムです。

人間の体はとても精密なセンサーが無数にあって、常に正常か違和感が無いかを判断しています。

体に合っていない服を長年着用し続けていると、いつの間にかそれが標準だと認識してしまい、本来正常と判断する部分が分からなくなってしまいます。

だからこそ本来の体がしっくり感じる服に袖を通すとびっくりするということがよく起こります。

そしてもう昔には戻れないでしょう。

と・・・

いいことづくめで終わればそれはフツーのオーダーメイドの宣伝ブログです。

ボクがそうではないのはもうみなさんご存知ですよね。

それがタイトルです。

体に合わせすぎるとカッコ悪くなる・・・かもしれません。

 

  • 体に合わせる=カッコ良いではない

答えを最初に書いておきますね。

理想のボディを手に入れている方以外は、体に合わせたらカッコ良くはなりません。

厳しいですが、現実です。

カッコ良さとフィットした着心地はイコールの関係性ではないのです。

仕立屋ですから、大きなくくりとしてのお洋服からスーツに絞り込んで話を進めてみます。

スーツといっても実は様々なデザインがこの世には存在します。

そして刻一刻とその形が変化してきています。

10年前に購入したスーツが当時とても気に入っていたとしても今現在同じ認識にはならないはずです。

それだけ似て異なる変化をしています。

ゆるやかに変化しているからその微妙な変化になかなか気が付きにくいですが、ある程度その差が分かってくるようになると初めてその違っているという認識になっていきます。

何が言いたいかと言うと、どの時代にもカッコ良いと認識されるスーツのシルエットやデザイン、その着こなしのサイズ感が存在するということです。

これが実に大切な感覚的な認識なのです。

言葉で精密に表現出来ないけど、その形がカッコ良いという感覚は人それぞれもっています。

その感覚的なカッコ良さという頭の中の認識と体に合わせたスーツはイコールの関係にあるのか?ということ。

これ残念ながら自分の頭の中で思い描いている、または毎日覗いているであろう自分を映す鏡の中の自分と真実の自分の体がマッチしている人ってほとんどいらっしゃらない。

長年仕立屋をしていてこれはまごうことなき事実です。

そしてほとんどの人は真実の体型よりも、脳内で都合の良い体型に変換している場合が圧倒的に多い・・・のです。

ボクは嘘が付けないので、本当の事しか書けません。

そうなんですよ。

みなさん、自分の本当のお腹周りのサイズ感を理解していないというか、見ていないというか、見てみぬ振りをしているわけですよ!

そして、スマホでダニエル・クレイグの画像を提示していただき、こんな感じでフィットするスーツにしてくれとリクエストして、その通りに作成したとなると・・・

というわけです。

「悲しいけど、これ○○なのよね・・・」 byスレッガー・ロウ

 

  • 合わせすぎない方がカッコ良くなる・・・かもしれない

ということでその対策と答え合わせです。

ズバリ、全てを理解している仕立屋を選ぶことが大前提になります。

ただ採寸しました的なレベルだとこのカッコ良さと体に合わせるという関係性までは把握出来ていないでしょう。

悲しいけど・・・以下同文。

その上で、どうしたらカッコ良くなるのかのさじ加減、チューニングをどう施すかという部分をすり合わせて作成していくのがボクの答えです。

よってフィットするところと、そうではない部分が存在する場合があるということです。

誰もがピッタリし過ぎてしまうわけにはいきませんし、緩すぎてしまってもいけないし、それをどう今の時代の感覚で言うところのカッコ良さと連動させていくか?

これは簡単なようで簡単じゃないわけです。

ちなみにボクが完全予約制にしている理由はココにあるのですね。

ただ生地を見てこれで作ろう的な流れ作業では、真の一着まで到達出来ない。

もう一歩掘り下げたところまでコミュニケーションをとる必要があると考えています。

ちょっと宣伝と自慢ぽくなりましたが間違いなく言えるのは、タイトルの通りで、体に合わせることがカッコ良い一着とはならない可能性があると覚えていてもらいたいかなと。

無論普段からボディコンディショニングを意識しているのであれば、なんの問題もございません。

でもほとんどいらっしゃいません。

意識していても骨盤、背骨、重心のかけ方がズレてしまっているという現代病は蔓延しておるのです。

整体師ではないけど、見えるのです。

 

  • まとめ

体にピッタリ合わせることだけを目的にするとカッコ悪くなるかもしれません。

何を目的にするかによりますが、カッコ良い一着を求めているのであれば、そのあたりをキチンと相談出来る仕立屋を見つけることが第一歩となるでしょう。

オーダーメイドとはただ注文すれば完成するだけじゃないのです。

使い捨てにして欲しくない、愛着のある一着であって欲しいと願っています。

そして、もちろんボクにご相談してくださいねというご案内でもございます。

ココアッソは日本でも数少ないちゃんとした正統派でありながらリベラルに挑んでいる仕立屋です。

上記にも書きましたが、予約制にしていますので邪魔をされずにゆっくりと相談しながら解決していきましょうね。

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「私の役割は、オーダースーツによって自信をつけていただき、成績をあげていただくこと」 をミッションに掲げ2014年11月創業する。 独自の採寸には定評があり、また圧倒的な提案力でその人の魅力を最大限に引き出すことに全力で取り組んでいる。 土方が生み出すスーツは、スペックやブランド至上主義のオーダー業界とは一線を引く、「体験」を売る独自の手法をとる。 オーダーをすることの工程そのものを楽しむことから始まり、完成してからも楽しめるのが特徴。 ココアッソは手間のかかるオーダー屋です。そのかわりに、あなたの気分がよくなる、あなたの成績がよくなる、あなたの評価がよくなる、そんな一着を仕立てる。を口癖にしている。

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