土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
スーツもカレーもコモディティ
インドカレー屋さん巡りをしています。
実は沢山お店がある。
ほんとに沢山あります。
試しに今いる場所でインドカレーで検索してみてください。
確実に数店舗は表示されるはず。
それだけ沢山あるのにどうして淘汰されないのか?
これはスーツも同じなんじゃないか。
- スーツもカレーもコモディティ
スーツと言えば、みんな同じではないですか。
オーダースーツと言えば、みんな同じじゃないですか。
実は違いますとか、当店のこだわりは他店ではないところにまでとか、満足度ではNO1とか、売り手からすると色々あるかと思いますが、買い手からすれば・・・
同じにしか見えない。
既製品だろうがオーダメイドだろうが、そんなのは枝葉に過ぎません。
こだわりという表現はそもそもネガティブに使う言葉ですし、そんなことはそもそも伝わっていないのではないか。
とかね。
インドカレーも同じですよね?
美味しいという意味においてはどこも該当しますが、正直インドカレー部会を開くまではどこも同じじゃんと思ってました。
というより、みなさんも同じに思うでしょう?
カレーのルーにナンとサフランライス、タンドリーチキンがあるとか。
味もだいたい同じような感じではないですか。
これ本格的に活動してきているから言えることなんですが・・・
みんな違います。
同じ味のお店なんてないです。
具体的にどう違うのかというのはまた別の機会にするとして、確かに違う。
これは部活動に参加すればだれでも分かります。
でもね。
それってボクのような活動をしないと分からないんですよ。
インドカレーというコモディティなわけで、そもそもそこまで深入りしてまで調べるなんて普通しないでしょう?
単にグーグルマップで表示されて位置と評価とか写真で判断していこうかなって位じゃないでしょうか。
それでもそこら中にあって、且つさらに増えている。
なぜか?
みんなお馴染みさんを捕まえているからなんじゃないのか?
古き良き喫茶店の論理です。
常連さんがしっかりついてきてくれているからこそのインドカレーじゃないかと。
それだけカレーが好きな人が多いということだと思いますが、やっぱりそこには味だけじゃなくて、そのお店の雰囲気であったり、そのスタッフさんの人柄だったりとカレー以外にも大事な要素があるのではないでしょうか。
スーツも同じコモディティです。
どこでも同じじゃないですか。
もちろんココアッソはよそ様とは違いますけどね。
ボクほどのプロはそうそう出会えることはないでしょう。
とは言っても、普通はみんな同じくくりとして判断されているのは当然です。
それでもこうして仕立屋を続けていけているのは、間違いなくボクも信じて下さって、仲良くしてくださる常連さんがいてこそなのは疑いようのない事実です。
ボクだからとご連絡いただけること。
本当に感謝するとともに、立ち止まってはいられないと自分に良い意味でプレッシャーをかけることが出来ます。
スーツもインドカレーもみんなコモディティです。
それでもいつも足を運んでしまうところには何の魅力があるのでしょうか?
それを自分事に落とし込めないか。
とカレーを食べながら考えていたのは概ねそんなことです。
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