土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
今週末からゴールデンウィークが始まります。
3年ぶりに規制のないお休みですね。
しっかり休息とリラクゼーションを楽しんでくださいね。
そしてお仕事のみなさんご苦労様です。
そしてありがとうございます。
その昔、ボクもずっとお仕事でしたのでお気持ちはよくわかります。
ココアッソを立ち上げてからはオフィシャルなお休みにさせて頂いています。
ということで普段お休みが無い分、しっかりお休みを頂きます。
今日はゴールデンウィークの話ではなくて、その後のお話。
ネクタイをすることに価値がある時代になってきましたよ。
- クールビズという文化
クールビズという言葉が生まれたのが2005年、もう17年も前の話です。
小泉首相と当時の小池環境相により劇場型なんとかの一環として一般公募を募り、キャッチーなフレーズと相まって一気に認知されたのがこの言葉ですよね。
当初は何故か大臣がファッションショーなどを繰り広げ、それに乗っかった形でアパレルもやりたい放題になりそしてそれが文化として定着しました。
本来は地球温暖化を防ぐために二酸化炭素の排出量を減らしましょうという話だったのが、段々と脱スーツやビジネススタイルの無差別化という流れになり今に至ります。
暑苦しくない格好こそが正義となり、だらしなくても涼しければ許される時代なのはもうみなさんご承知の通りです。
ネクタイが日本から絶滅寸前にまで追い詰められ、ずいぶん経ちました。
面白いのですが、ネクタイは知っていても、締めたことが無い人が増えているのをご存知でしょうか?
ボクと同世代の人でさえネクタイを正しく締めることが出来ない人がいらっしゃる。
まして社会に出てからネクタイなんてしないことが当たり前の世代の方は毎朝ネクタイに15分以上時間をかけている人もいらっしゃいます(ホンマの話ですよ)。
ネクタイなんて不要だと認識してしまった時代だからこそ・・・
そのネクタイ姿が逆に価値があります!
もちろんただネクタイをしていれば良いのではなく、正しいネクタイ姿である必要はあります。
ゴールデンウィーク明けの5月になると、環境省からのプロモーションがマスコミ各社から発表されるはずです。
そしてかりゆしやポロシャツスタイルで出勤しています的な画像をみなさんは目にすることでしょう。
クールビズとは夏の軽装化という意味合いも持つ言葉として認知されている以上、このイベントスケジュールは今後も続くはずです。
ただしクールビズスタイルというアパレルの売り込みはもう何の効果もないことはこれまたみなさんご存知のはずです。
だって興味ないでしょう?
今更涼しくて仕事していますファッションをプレゼンされてもつまらないじゃないですか。
もう出尽くしている、そして生まれた時からすでにノータイだった世代が大人になりつつある時代であるからこそ、ネクタイ姿に価値があるんですよ。
これに気が付いているかどうか?
なんでも振り子の原理は存在していて、あまりにも軽装化というただ涼しければよいからパジャマなスーツのような意味不明な服装から真逆に揺り戻しが起きているのです。
試しに正しいネクタイスタイルで一日過ごしてみて下さい。
なんだか自分が自分でないようなフレッシュな気持ちになるはずです。
そして周りの反響もあるはずです。
今はネクタイスタイルが記憶に残ります。
それも良い記憶として。
万人に好まれるわけではありませんが、もしそうではないのであれば、海の日という夏の入り口まではネクタイスタイルを楽しんでいただいたほうが結果に結びつくはずです。
自分のモチベーションにも繋がりますしね。
デメリットは何もありません。
メリットしかない。
時代はネクタイスタイルですよ!
もしネクタイをキチッと結ぶにはどうすればよいのか?お困りの際はボクまでご相談くださいね!
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