土方洋（ヒジカタヒロシ）ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
寒い日が続きますが、それでも春はやってきます。
もう少しですね。
その春がやってくる前に、春先に羽織れるコートをご用意しておくのはいかがでしょうか？
- 軽く羽織るならコットン素材のコート
寒さが堪える時期にはしっかりと保温性のあるウールコートが良いのは間違いありません。
通常のコートに用いられる素材はスーツなどに使われるウール（羊毛）が一般的です。
それ以外ですとカシミアやアルパカなどの山羊素材や、今ではほぼ出回らないビキューナなどがありますね。
スーツ類と基本素材は変わらないのですが、生地にするにあたりまったくの別物になります。
コート素材は俗に言う縮絨（しゅくじゅう）をしています。
何かというと、わざと縮めて密度を高めているのです。
それによって暖かい空気を逃がさないようにしているということですね。
空気は最高の断熱材ですからね。
理論的にはダウンジャケットなどの中身である羽毛と同じ考えですね。
オーダーコートの場合は、その選択する素材に制限はありませんので、そのコートに使用する為に暖かい素材からもう少し薄手の素材や別の素材もチョイスし放題ですから、好みのコートにすることが可能になっています。
今の季節は暖かいコートが良いに決まっています。
少しづつ季節が変わってきて、春先に快適なコートが良いかなと感じてくる頃合いに最適なのはやはりコットン素材がオススメです。
コットン素材のよいところはウールのような保温性があまりないということ。
コットン素材で人気なのはやはりトレンチコートでしょう。
オーダーメイドですから好みのアレンジも可能です。
じゃあダメじゃないのか？と思わるかもしれませんが、案外そうでもないのです。
春先には保温性はそれほど重要ではないからです。
一枚重ね着をすることによる防風、防寒レベルで十分なはずです。
むしろそのくらいの方が良いはずですからね。
現実的に使いやすいでしょう。
むしろ春先にモコモコのウール素材では暑くて脱ぎたくなるはず。
そしてもう一つ大切なのが、身だしなみです。
そう装いという意味においてもコートの素材は大切ですね。
一番上に羽織るアイテムだからこそ、季節を意識した着こなしをすることが何よりも大切です。
春を感じさせる軽い着こなしをコートで演出する。
それだけでサマになりませんか？
桜が咲く季節は案外冷える時もあるでしょう。
そして新しい門出祝う時でもあります。
軽く羽織れて、身だしなみも整う春先のコート。
一枚お持ちいただくと格段に男前度が上がりますよ！
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