土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
ビジネスの装いは使えてナンボですよね。
というわけで本日のタイトルの通りです。
ガチに使えるジャケパンから始めよう!
- スーツからジャケパンの時代
スーツ自体が今後無くなることはありませんし、スーツスタイルに関して言えば今後は益々正統派の着こなしが求められていくのは間違いがない流れです。
その一方で脱スーツスタイルを求めている企業が多いのも事実。
この流れはかなり前からありましたが、昨年から始まったコロナの影響もあり、こちらも今後は益々本格的に導入を進めていくところも多いでしょう。
では、いざ自分事になるとどうなるのでしょうか?
それがタイトルですね。
ガチに使えるジャケパンをまず揃えていきましょう。
世の中に存在するジャケパンの類は、ぱっと見はオシャレに感じたり、妙にラフなスタイルだったり、ビジネスとはちょっと違っている風であったりと様々に発展してきています。
どれもある意味正解ではありますが、それはそのスタイルが自身のブランディングであったり社風にマッチしている場合に限られます。
それらを見極めることなく購入しても、結局は着こなすどころが違和感を感じてしまい、そのままタンスの肥やしになってしまう可能性が高いでしょう。
スーツスタイルから少しづつ変化させていくのであれば、まず始めるべきは王道です。
何事にもスタート地点があります。
出発点ということです。
ジャケパンにもこの最初に着こなすことが出来るスタイルを手に入れてみるのがおススメです。
スーツスタイルからジャケパンへスムーズに移行出来る。
自分自身がスーツを着こなすように感じられる一式。
良いと思いません?
- メッシュの紺ジャケにグレイのパンツ
ズバリ王道の組み合わせはコチラ
そう、紺のジャケットにグレイのパンツ。
もうこれしかない位に王道です。
これ以外は必要ないくらいにマストな組み合わせです。
バリエーションとしてパンツはこれでもオーケーです。
千鳥格子、別名ハウンドツゥースと呼ばれる基本中の基本柄です。
これらの組み合わせは昔から変わりません。
数十年前からずっと使われ続けている、まさに王道なのです。
ここまでくるともう廃れるということはありません。
誰もが無意識レベルで無条件に受け入れてくれる領域に達しているジャケパンスタイルということでありますね。
ひとつポイントは、シルエットは変化しているということです。
昔持っていたのを引っ張り出しても、使い物にならないでしょう。
求められているスタイルは同じでも、シルエットは別物です。
似て異なるものになっています。
それは服飾は文化だからですね。
文化とは時代と共に変化していくのです。
スタイルは変わらずともその時代に合わせて変化していきます。
それがシルエットというわけです。
これはスーツにも言えますよね。
バブリー時代のスーツを引っ張り出しても今着ることなんて出来ないのと同じというわけです。
- 季節に合わせて素材をチョイス
ジャケットは季節感を出す為にメッシュ素材がおススメです。
ちょっとジョリジョリした風合いはジャケットの為の素材と言っても良いくらいにコーディネート全般合わせやすいです。
これさえ合えればすべての用途に対応出来るくらいに優秀な素材です。
そこに合わせるパンツはサラリとした平織のパンツが良いですね。
ジャケットに比べて負荷がかかるパンツですから、耐久堅牢度が高く、且つ放湿性の高い素材がベストマッチです。
近年ベルトレスやゴム引きのドローコードなんてパンツもありますが、まだまだ先の話です。
キチンとベルトを使えるパンツにしておくのが吉であります。
こうすることで遠慮なくガンガン使えるパンツになるでしょう。
実際に猛暑日ではジャケットの出番は限りなく少なくなるでしょうからね。
- まとめ
ジャケパンスタイルを始めるならポイントは王道です。
王道とは自分も含めて誰もがむいしきに認めているくらいに浸透しているスタイルの事です。
スーツから移行していくならば、まずはここから始めましょう。
ジャケパンスタイル先行者は当然まわりにもいらっしゃるはずですが、そこにたどり着くには順序が大事です。
それからでも遅くはありません。
まずはこのスタイルから始めてみて下さいね!
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