土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
ジャケットとと言っても人それぞれ様々な着こなし方や目的があるかと思います。
急速にスーツからカジュアルという流れに移行している世の中ですが、そろそろそんな流れに慣れてきて、もう少し変化が欲しいなと感じてきたらこんなジャケットをラインアップに加えてみてはいかがでしょうか?
- あえて最新のモダニズムではなくヴィンテージ
ファッションの世界ではトレンドという言葉がどうしても付きまといます。
日本語にすれば流行です。
このファッションという感性をお仕事にしている世界ではその年のその流行を数年前からから仕掛けを施していて、そしてそれで世界を動かしています。
半年ごとに常に最新と言う名のトレンドを発表し続け、その都度熱狂的なファッショニスタはクローゼットの中を入れ替えていくというのが世の中でした。
昨年突如世界を変えてしまったコロナの騒動で加速してきましたが、それ以前からSDGs(エスディージーズ)というサステナビリティ(永続的な)という消耗戦から抜け出してもう少し地球にも優しくなるように長く着ようよ的な流れは起きつつありました。
毎年トレンドに踊らされるというも疲れちゃいますよね。
そもそももう新しい部分なんて出し尽くしてしまった感がありますしね。
オーダーメイドに限らずテキスタイル(生地)全般もだいぶ前から新しさばかりを追い求めるのではなくて、古き良き時代の風合いを復刻させる流れがあります。
そのままヴィンテージと言う名の売れ残りを引っ張りだすのではなく、現代の織物技術とセンスでリファインした古き良き時代感を表現した生地ということです。
良い意味でこの復刻版の生地の風合いがボクの心に刺さります。
サステナビリティとはちょっと違うのですが、こういう復刻生地がどうにも気になって仕方がありません。
だってカッコ良くないですか??
こういうヴィンテージ感のある素材は平成世代の方にはとても新鮮なはずです。
このような生地なんて平成には生み出されてないですから。
逆に昭和世代には懐かしさがあるはず。
それを上手く今の時代に合わせてきているのが復刻版ヴィンテージ生地です。
ただのジャケパンじゃ物足りなくなってきたら、手を出してみてはいかがでしょう?
着こなしなんて好きな組み合わせていいんです。
タイドアップしてもいいし、そのままスニーカーでお出かけして良いし、むしろそんな型にはまらない着こなしがサマになるはずです。
ボクは最近はこんなヴィンテージ感のある風合いが大好きでございます。
いかがでしょうか?
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