土方洋(ヒジカタヒロシ)ニックネームのターナーです。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
春というのは装いを変えていくのにとても良い季節ですね。
新しい環境であったり、出会いももちろん別れもありますが、新年度という区切りの季節です。
このタイミングをもって装いを変えていくというのは、自分の心の中で一番自然に受け入れられるタイミングではないかと思います。
何よりも原動力になるはずです。
ではいよいよオーダースーツを手に入れようと決断した時のアドバイスを一つ。
引き算で考えましょう。
- なぜ引き算なのか?
最初に答えを言うと、その頭の中の妄想を全部詰め込んだ一着は作れないからです。
全部乗せのマシマシというのはオーダースーツでは不可能に近いのです。
どこまで求めるかにもよりますが、ボクの経験上欲のない方は別として、初めてだとだいたい色々とご注文が多くなっていきます。
ですから、ボクがいつもアドバイスをするのは何かに特化したほうがよいってことです。
言葉を変えると、何に使うスーツにしたいですか?ってことですね。
このネタは以前から何度も書いているわけですが、全部を満たすようにするよりも、必要な目的にフォーカスをしていったほうが結果的に納得のいく一着になる場合が多いです。
あれもこれもという部分を引き算で削っていく。
良ーく考えると最後に捨てられない部分が見えてきます。
それが本当に必要なスーツの要素です。
これは人ぞれぞれみんな違いますし、ボクにご相談する前に悶々と考えなくて大丈夫です。
そのあたりをカウンセリングしながら、作成していきますからね。
その為にココアッソは予約制にしているのです。
また・・・
「晩御飯何がいい?」
「ん~?何でもいいや・・・」
とかテレビ見ながらおしりポリポリ掻いて言われたら・・・
奥さま困っちゃいますよね(苦笑)
というように!
なんでもいいからスーツが欲しいという場合は、それ専門の気軽にボクのように手間をかけて濃密な一着を作り上げるというコンセプトとは違う、あっさり作れるお店が近年増えていますからそちらのほうが良いかもしれません。
オーダースーツという名前の服装がただあればよいのか、もう一歩踏み込んだ自分を変えていく一着していくのかってことで、それは自分で決断していだくしかないです。
装いというのはボクが説得して変わっていくものではないからです。
ダイエットと同じで、自分で決断し行動しない限りは、一瞬変化するかもしれませんが、結局元の昔に戻ってしまいます。
厳しいことを言いますが。
これも逆に言えば、誰もが変われるということなんです。
決断して行動すればよいだけ。
服装を、装いを変化させていくって誰に相談していい分かりませんし、お店覗いても分からないし、そもそもマニュアルなんてないし(その手の書籍やコンサルはいらっしゃいますが)、そもそもその模範解答なんてないわけですから、そうなると今まさに着用している服はどうしているんだってことになりますよね。
それを変えるってことです。
今自分の中にある価値観であったり潜在意識に落とし込んでいる感覚、センス、経験というやつです。
そこに新しい価値観を刷り込んでいけばよいだけです。
だから決断なんですけどね。
そして自転車と同じように一度漕げるようようになると、もう自分のベースになっていますからもう昔には戻れなくなっていきます。
今回のタイトルから逸れてきてしまったので(汗)まとめましょう!
オーダースーツは引き算で考えてみてください。
削って削って削り取った時に最後に残ったその部分でスーツを作成してみましょう。
きっと今まで感じたことの無かった一着になりますよ!
最新記事 by 土方 洋 (全て見る)
- 2025年問題って意識されていますか? - 2024年11月23日
- 新年をどのようなスーツで迎えるのがよいでしょうか? - 2024年11月22日
- コンパクトな臼引き電動コーヒーミルが超絶オススメ! - 2024年11月21日
- フランネルの季節がやってきましたね! - 2024年11月20日
- チェックするときは紙を未だに使います - 2024年11月19日