ターナー(土方)です。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
オーダースーツというくくりでは同じでも、実は結構奥が深い世界です。
ボクはただパターンにはめて作成することではないと思っています。
現実的にはそれしかできないところがほとんどなんですけどね。
その先にあるボクの目でみて調整していく部分、カスタムしていく部分が必要なのです。
なぜならただ作るだけなのであれば、既製品と同じですよね。
建前上はオーダーメイドとなりますが、結局は誰もが同じになってしまいます。
同じ体形、同じ癖、同じ立場に、同じ思想を持つ人なんていないのにね。
そうカスタムメイドスーツはその人の生き様に合わせて作成するのが正解だと信じてボクは仕立屋をしています。
そこにはあらかじめ決められた定型だけでは得られないし、無秩序でも得られないバランス、調律をどのようにしていくのかがボクの仕立屋である仕事になります。
それがプロフェッショナルというもの。
あえて説明をしているわけではないですが、着心地、シルエット、デザインを毎回微調整してます。
- オーダースーツは生地を選ぶことが出来るだけじゃない
ちょっと語弊があるかもしれませんがオーダーカーテンと同じではないんです。
間取りに合わせて大きさを調整するということではないということ。
自分の生き様や、将来どうなりたいのか、どう自分の立場を理解して欲しいのかなどを装いで表現する為にはより深掘りしていく必要があります。
めんどくさいかもしれませんが、自分でも気がつかない真に必要な一着というのがあるのです。
今の自分の価値観で選べば既定路線しか選べないのです。
だったらその選択は無数にあるのですから、そこからチョイスできるようにしたらいいし、際限が無くなってしまわないようにボクが存在しています。
素材とデザインの相性であったり、物理的法則やマナー、ドレスコードから勘案した素材というのがあって、そこには当然向き不向きもある。
それらは定型作成では分からない。
より深くコミュニケーションをしていくところに答えがあって、その正解の為に目に見えない部分もカスタマイズしていくのがオーダースーツかなと思ってその一着を作成しています。
なんだか今日はちょっとグダグダな内容になっちゃいましたね。
それだけ本気の一着を作成していますし、本気で向きって答えを見つけられるよう全力を尽くしています。
特段敷居が高いわけじゃないんですけどね(苦笑)
表裏があるのが好きじゃないだけなので。
ボクはそういう仕立屋です。
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