ターナー(土方)です。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
ココアッソの2019年が始まりました。
年初に当たり一年のテーマを毎年決めています。
実際には決めるだけになってしまう場合もあるのですが、今年はもう一歩踏み込んでしっかりとテーマに踏み込んでまいりたいと思います。
そして、今年のテーマは表題の通りです。
「正統派」
創業5年目になりました。
毎年様々なテーマを設けていて、楽しさであったり、ワクワク感と言った感覚的な部分にアプローチをしてきました。
感性に響く、内面に作用するという心に響くという部分はとても大切だと思っていますし、それはココアッソという社名にも込められている営業支援スーツの根幹をなす部分です。
また、本業である仕立屋以外の部分にも力を注いで生きたと言いますか、ボクがやりたいと思うことも積極的に発信してまいりました。
おかげさまで、いろいろなご縁を頂くようになり、そもそもの本業がなんなのかわからない(良い意味で)という面白い現象も経験するに至りました。
今年のテーマを考えるにあたり、これらの感覚的な部分に触れ、より一歩踏み込んでいくことも考えたのですが、もう少し主軸をキチンと発信していこうという気持ちも高まっていきました。
そこで、ふと頭の中に浮かんできた言葉が「正統派」です。
- ボクは正統派の仕立屋です
オーダースーツというキーワードが昨年は大きく取り上げられるようになりました。
ZOZOでオーダースーツが作れるという報道は聞き覚えがあるのではないでしょうか?
来店すら不要、もじもじ君のようなボディスーツを着こんでスマホでデータを作成して、送信するだけ。
あとは数週間でお手元に届くというもの。
スゴイ時代です。
これ以外にも、様々な既存のアパレル起業が続々とオーダーメイドというキーワードを駆使して活路を見出そうとしています。
今年はさらにオーダーメイドが群雄割拠ひしめく年となるでしょう。
正直ボクのようなパーソナルな予約制のスタジオには何か影響があるわけではないんですけどね。
ただ、本物はなんなのかを正しく啓蒙していきたい。
本物のオーダーメイドで仕上げたスーツは何が違うのかを、正しく体験してもらいたい。
そう思うようになりました。
営業支援スーツが何故結果に作用するのか。
生活、人生に変化をもたらすのか。
ボクは長年に渡りこの道を進んできました。
決してゴールに到達しているわけではありませんが、正しい道を進んできていることを自覚しています。
その道のりの中で、膨大な経験を積ませて頂き、見えてきたことがあります。
アパレルや服飾業界に限らず、さまざまな分野で成功する人、結果を出す人に関する書籍などの出版物と表現は違えど同じことが起こりえているという事実です。
変化してく人は本当にいらっしゃいます。
それを身近で見てきたからこそ独自にそれらをボクなりのメソッドにし、体系化したのが営業支援スーツなのです。
ボクはイロモノ系でもなく、古き良き懐古趣味でもなく、当然素人でもありません。
服飾は文化そのものですから、時代と共に変化していきます。
どこかの時代で止まること、止まることはありません。
その大きな、または緩やかな変化する文化そのものを常に形にフィードバックすることが出来るのがオーダースーツだと思っています。
そして、それはあくまでも正統派としてのスーツとなる基本がベースとなっています。
一着のスーツを仕上げる為に使う服地の量は幅1.5m×長さ約3mちょっと使います。
その大きな服地を人間の形に丸く収める為には、そしてフィットさせつつ着心地を良くするためには単に数字を当てはめるだけでは到達出来ないのです。
ただ派手にするだけなら簡単なのです。
ただそれっぽく作るだけなら簡単なのです。
本当に必要なその先の答えを導くために必要な経験を積んできて今に至ります。
そして文化である以上到達点は存在せず常に先に進んでいます。
今年のテーマは「正統派」です。
正しい知識で、みなさまが持っている本来の力を最大限引き出す一着を導き出すのがボクのお仕事です。
これは創業から変わらず、そしてこれからも変わらない不変のテーマです。
営業支援スーツは本気の一着になるでしょう。
それは決して勝負服ではなく、毎日の日常で使うことの出来る、毎朝クローゼットから取り出すたびに、袖を通した瞬間から変わることが出来るスーツなのです。
今年もココアッソにどうぞご期待ください。
最新記事 by 土方 洋 (全て見る)
- 新年をどのようなスーツで迎えるのがよいでしょうか? - 2024年11月22日
- コンパクトな臼引き電動コーヒーミルが超絶オススメ! - 2024年11月21日
- フランネルの季節がやってきましたね! - 2024年11月20日
- チェックするときは紙を未だに使います - 2024年11月19日
- なかなかに暖かいですが今度こそ寒くなります! - 2024年11月18日