ターナー(土方)です。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
現物生地を手に入れてきまして、只今一点モノのセール中です。
詳しくはこちらから↓
- 今日はその手に入れてきた生地のご紹介です
・BOWER ROEBUCK バウワー ローバック
日本ではあまり馴染みがないかもしれないですが、英国の聖地ハダスフィールド地区で100年以上の歴史を誇るミル(織元)で、コストよりも品質が最優先の正統派。
今回のネイビー無地の品質はカシミア100%!!
このヌメリ感は半端ないです。
しかも目付360gと肉付きも良いのでしっとりしつつ、ペラペラすることなくしっくりくる一着になります。
素材そのもののレアリティもありますが、生産量が少なすぎて世の中にほとんど出回らないのがこのカシミア100%のスーツ生地でしょう。
最高に幸せ感に包まれるのは間違いありませんよ!
・CARLO BARBERA カルロバルベラ
ボクが大好きなイタリアのミル(織元)です。
単純に品質が良いのは当然ですが、そのストーリー性が心に響きます。
それは、急がず騒がずにゆっくり織り上げるというもの。
時代の流れは速く、次々にプロダクトを生み出すことが求められていると思うのですが、バルベラはその逆であえて時間をかけているのです。
紡績(糸を作ること)したての糸をまず岩盤をくり抜いて作った地下倉庫で半年以上寝かしつける。
余計なテンションがほぐれてきてから織り上げるという手間と時間をかけるからこそ、バルベラらしいふっくらした生地になるんですね。
最高でしょう?
今回はそのバルベラのクリームフランネルを手に入れてきました。
日本においてとても使いやすい肉厚感のフランネル素材です。
イタリアらしく英国のようなゴワゴワ系ではなく、ホイップクリームのようなふんわり感があるのでクリームと呼ばれる所以です。
この優しい風合いと色気が最高ですね。
これはおそらくといいますか、確定路線になってしまっていますが、来年以降はちょっと値上がりしていくことになるでしょう。
ボクだけではなく、どこもそうせざるを得ないんじゃないでしょうか。
それだけ原毛の調達というスタートラインの価格高騰が響いてきています。
それと今回のセールはあまり関連は無いんですけどね。
なかなか画像では難しいと思いますので、気になりましたらスタジオでぜひお手に触れてみて下さいね。
そして、あくまでも現物一点モノですから無くなり次第終了なのであしからず。
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