ターナー(土方)です。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
今日は少し長い内容になりますが、とっても大事なたった二つポイントのお話です
営業支援スーツというだけあって、装いが大事ですと、以前から定期的に発信をしています。
これは何もボクだけに限ったことではないですけどね。
様々な媒体でこの装い、ないしそれに類する言葉がネタと言いますかコンテンツとして発信されています。
他は良く知りませんが、少なくともボクのブログを読んでいただいている方にはだいたい染みわたっているのではないかと思っています。
ところが!
大事なのは分かったけど、それは「大事なんだということが分かっただけ」ということで満足しているのではないか?いや、そうなんだとボクは思うのです。
分かったけど、もしくは大事なのは認識しているけど、そこから先に進まないし、進もうと思わない、もしくはそれは自分ではない誰かのための話になってしまっている。
それだともったいない。
だって誰でも変われるんですからね。
少なくともボクのブログを読み続けてくれている人は心の片隅に何か引っかかるからこそこうして読んでくださっているわけでしょ。
じゃ、変わっちゃいましょ!
ということで、前置きが長くなっちゃいますから本題に入りましょう。
ポイントは「マインド」つまり「心」に辿り着きます。
こればかりは他人が変えることは出来なくて、自分自身で変化させねばならない部分です。
強制、強要されたって変わりません。
もしそれで変わったのならば、そうだという自分中でその強要された部分を認めたからこそ変化したということですよね。
それは表層的な分かったとは違う自分のモノにしているレベルの変化ということなはずです。
ボクのお話である装いはそんなスパルタ的なことをしても身につきません!
気合いとか根性とかは全く無意味どころかマイナスです。
むしろ正反対のゆるーい気持ちになってくれるほうが良いのです。
だって毎日のビジネスで、そして生活で着用する服装ですからね。
人間の生活の中でもっとも基本的な衣食住の衣です。
この言葉の一番最初にきている、もっとも身近な存在であるがゆえに一番習慣や価値観といった自分の内面の影響がとても大きいのです。
その内面を変化させられれば、装いは変わりますよね。
だって自分の価値観が変わっているんですから、そうなるってことでしょ?
- そのための二つのポイント
難しくはないのです。
難しく考えていると先に進みません。
その為にポイントを二つに絞りました。
しかも、極めて再現性が高くて、とっても簡単な思考の切り替えです。
・今ある価値観を横に置いてみる
・無理をしないでじっくりと取り組むこと
この二つだけで考えてみましょう。
- 今ある価値観を一旦横に置いてみましょう
誰もが今この瞬間も自分の中にある価値観で物事を判断しています。
そしてそれは一番身近で無意識でも身に付けることが出来る服装では特に強力に作用しています。
この強烈な価値観が前面に出てしまうと何も進みませんし、新しい価値観ですら常に今ある価値観から見下ろすように判定してしまう為に、せっかくの変われるチャンスが非常に少なくなってしまいます。
何もこれは服装だけに限ったことではないでしょうけど、最初のステップとしてリラックスして取り組んでもらいたいのが、今ある価値観を一旦横のに置くということです。
捨て去ったり、上書きする必要はないですよ。
とりあえず横に置いておいて、保管しておいてください。
横に置いておくだけなら簡単ですよね。
嫌だったら元に戻せばいいんだしね。
そもそもその今ある価値観も連続した生活の中でおこなわれてきた習慣からいつの間にか染みついただけって考えてみて下さい。
ポイントはまず、今の価値観の束縛から解き放たれるようにして欲しいということです。
こうすることで、新しい価値観に対して上からでなく、対等に向き合えるようになるでしょう。
- 無理をしないでじっくり取り組むこと
どの洋服屋さんだろうが、ファッショニスタだろうが、コンサルタントであろうがまるっとフルコーディネイトをすることがお仕事です。
それは当然のことで、オシャレになってもらって喜んでもらいたいという気持ちが根底にあるからです。
そこがポイントなのです。
洋服屋さん的に良かれと思ってそのまま、まるっと変えてしまった時に肝心の自分の心がついてこないこと、ありますよね。
着なれない格好は恥ずかしい、コスプレ感、視線が気になるなど、この大幅にモデファイをしたことのある人は誰もが経験していることでしょう。
「着こなしている」と「着させられている」はまったくの別物です。
いきなりやり過ぎてしまうから勘違いしたオジサン、デビューしたオジサンに見られてしまうのです。
それは着こなせていないからなのです。
そしてそれはいつしか心の負担になり、一旦横に置いておいた昔の価値観に戻ってしまうことでしょう。
そのほうが自分にとっては居心地の良い環境だからです。
それでは意味がないですよね!?
ですから、無理をしないのが大事なんですよ。
いきなりやり過ぎるのではなくて、少しづつ自分の心が拒絶反応をおこさないギリギリのところからじっくり変えていくのです。
スパンは1年くらいかけたほうがいいです。
ダイエットも過激なパフォーマンスで一気にやったとしても普段の習慣が変わっていなければ、結局元に戻りますよね。
アレとまったく同じことが言えるのです。
徐々に変化させていく。
無理なく変化させていきましょう。
その積もり積もった変化の経験値がいつの間にか新しい価値観として自分のモノになっているはずです。
そこで初めて「着こなしている自分」に気が付くはずですよ。
- まとめ
着こなしている自分に気が付くと、何が起こると思いますか?
そう、一旦横に置いておいた昔の価値観を俯瞰で見ることが出来るようになります。
そして、あぁ昔はそんなだったなって武勇伝の一つに出来るのです。
そう、もう元には戻りませんし、戻りたいとも思わないでしょう。
今更ヤバイと感じている格好になりたい人なんて誰もいないのです。
ビジネスにおける装いとは単なるファッションとは根本的に違います。
自分の仕事に対する想い、あり方、立ち位置は毎年仕掛けられているトレンドとは違う所にあるはずです。
それを追い求めることが装いであるならば問題ないですが、そうではないはずです。
自分らしさを正しく伝える装いとは、毎年コロコロと変わるものではないということです。
無論、服飾というのは文化ですから、時代とともに変化していきます。
それを少しずつアップデートしていくことも必要なのです。
それが冒頭にあげた出来る装いになる為のメソッドということなんですね。
昔は良くても時代はどんどん変わっていきますから、変えてはいけない自分らしさを維持しつつその価値観を時代に合わせて調整する。
一度この方法を身に付けることが出来るようになると、あとはとっても簡単です。
体育会系のマッチョな仕組みとは違いますから、自然と自分を変えることが出来るはずですよ!
オーダースーツというのは常に時代に合わせてチューニングしていくものです。
過去のどの時代であろうとも、ビジネスにおいて現代のスーツスタイルが確立されて以降はこのオーダースーツは一生モノでは無くなりました。
傷むからということではく、それだけ変化しているということですね。
そしてボクはオーダースーツの仕立屋さんですから、その流れをくみ取り形に変換していく。
その流れは人によって当然違いますから、それらを見極める為にコンサルティングしながら作成していく。
ま、最後はちょっと売込みになっちゃいましたけど、これが営業支援スーツという概念なのです。
ボクは装いでビジネスのサポートをしていくプロなのです。
そろそろ人生を変えてしまうスーツに変えませんか?
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