ターナー(土方)です。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
ボクのオリジナルカットモデルであるターナースペシャルの宣伝デス。
たまにはいいかなと。
- ボク自身が着たいから作成したのがターナースペシャル
オーダースーツとひとくくりにしてしまえば、全部一緒になります。
それだけアバウトな世界ですが、もう一歩踏み込むと実に奥が深いのですね。
それがデティールであったりシルエット、そして着心地であったりします。
それらの実に奥深い部分をボク自身の為に作成しています。
単純にボクの体形的な悩みを解決して、そしてボクの好みのシルエットを作りたいからですね。
- ボクの悩みはなで肩で前肩でした
そう、かなりのなで肩なのです。
バッグの肩掛けなんて出来ないんです。
スルっとズレ落ちるくらいのレベルです。
そしてこれまた相当な前肩です。
だから昔は何を着ても着心地が悪い。
腕が上がらないし、無理して上げようとすると肩まで全部が持ち上がる感じです。
そして変なシワが出てしまう。
結果としてストレスが溜まってしまって、すぐに脱ぎたくなっていました。昔はね。
だからこそボクの為に作りたかったんですね。
ずっと着用していられるモデルを。
そんな悩みをこのターナースペシャルでクリアしようと思ったわけです。
- ボクと同じようなお悩みに効果的かもしれません
このターナースペシャルカットは万人向けではないですが、ボクと同じようななで肩でお悩みの方にはしっくりくるかもしれません。
けっこうスイートスポットは狭めにしていますから、イカリ肩の人にはまずハマりません。
そのかわりになで肩でお困りでしたら試してもらいたいかと。
効能としては、肩が凝らない、脇の下がキツく感じない、肩先が常に当たっている感がない、腕組みをしてもラク、もちろん電車のつり革を自然掴めるなどなど。
個人差は当然あるはずですが、この辺はかなりラクになるかもしれません。
- そんなターナースペシャルカットで今回作成した一着はコチラ!
あえてちょっとマニアックな説明で意味不明な説明になっちゃいますけど、なで肩に合わせる為に前身頃と後見頃のバランス、衿ミツ、袖付けの前グリを一般的なモデルとかなり違うようにしています。
当然ながら肩パットは入れず、袖付けは今回はですが雨降りシャツ仕様にしています。
ゴージは高めにして、上衿は大きくしてえり抜けしにくくして、下衿も太めが好みなんですね。
フロントボタンはあえて下げ気味にして釦を留めた時の肋骨当たりのキツさ感を軽減させて見た目と裏腹に快適にしています。
というように、わけわからないでしょ?ってことですみません(苦笑)
難しいコトはどうでもよくて、要はカッコ良くて着心地がサイコーってことですね。
- さらに欲張りなボクはスーツとしてもジャケパンとしてもイケるように設計
そう、単純にスーツだけでもいいのですが、ジャケパンとしても使えるのであれば、結構楽しいですよね。
これはスリーピースであろうがツーピースであろうがどちらも同じです。
どのような着回しでも使える前提のバランスを考えて調整している贅沢仕様です。
選択する素材によって色々と変化させることが出来ますが、なんといっても着心地が良い。
これは間違いないです。
そしてマルチな用途に対応出来るバランスを考えていますので、スーツでもジャケパンでもオーケーです。
ボクがボクの為に作成して改良を加えてきたのですから当たり前ですけどね。
オーダースーツとは、一括りにしてしまうとなんでも同じになりますが、そこから先は深淵なる奥の深い世界です。
その道案内をするのが仕立屋さんですね。
どうするのか?
なにをしたいのか?
それらを導くお手伝いがボクのお仕事です。
そして、ボクと同じようなお悩みを抱えていらっしゃいましたら、一度ご相談くださいね。
もちろんボクと違うお悩みの人も安心して相談ください!
最新記事 by 土方 洋 (全て見る)
- 限りある時間の使い方を自分で決めていこう - 2024年10月31日
- 上質さを感じる艶やかな一着 - 2024年10月30日
- シャカシャカ素材がビジネスカジュアル時代の選択肢の一つになる - 2024年10月29日
- 時間という魔物とどう折り合いをつけていくか - 2024年10月28日
- 人に伝えるということは自分も大いに成長させる - 2024年10月27日