ターナー(土方)です。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
最近ボク自身が思うことがあります。
ボク自身が何かしらの消費行動をする際に何を基準にしているのか?ということです。
結論から先に言うと「感覚的な何か」「何となく好感度がる」「何となくここは信用している」などなど・・・
この何となくという感覚的な部分が何かを選択する上において一番優先順位が高いのではないでしょうか?
この感覚に選ぶという行為そのものは昔からあったはずなのですが、ここ最近は特にそれが顕著になってきているってことありませんでしょうか。
例えば、カフェないし、コーヒーチェーンに行こうか思ったとします。
最近は同じ商圏エリアに複数出店しているお店ってありますよね。
駅の北口と南口にそれぞれあるみたいな。
今回はそのチェーン店のカフェ一択だとします。
そこでその北口と南口とどっちも同じチェーン店なのに、こっちには行きたいけど、こっちはイマイチってことないですか?
チェーン店だから商品は同じです。
店舗レイアウトは箱である以上同じにはなりませんが、インテリアデザインなどは共通です。
オペレーションも多少の差はあれど基本同じです。
でも、片方のお店を贔屓にしてしまう。
なんてことないでしょうか?
- ロジックでは割り切れない感覚的な何かが決定権をもっているのではないか?
ロジックで考えるとその差なんてほとんどないと思います。
でも、もしかしたら本当にどちらかを贔屓にしているってことないですか。
それが売上の差として出てきたとする。
それを本部の役員が結果を数値で判断して改善策を出せ!なんて言えば結局言葉尻を合わせるだけの回答しか出てここない。
ほんのちょっとしたクリンリネスだったりとか、テーブルやイスの微妙なズレだったり、スタッフさんの笑顔や対応とかそんなことに目を向けてしまうでしょうし、そんな毎回模範解答のような言い訳しかしないでしょうしね。
もちろん大事な部分ですが、スタッフさんもみんな真面目な人が多いですよね。
もうそのチェーンオペレーションにおいてダメなところ探しをしていても実際に利用したい人からすればそこじゃないと思うのです。
そもそもその部分がダメだったら生き残っていないと思っていますから。
現実に今そこで起きているコト、そして実際に利用する側の判断基準って数値じゃない感覚的な何か?ではないでしょうか。
昔から感覚的な価値基準というのはあったはずですが、当時はそれ以上にモノやハコ、サービスといった数値化出来る部分を選択基準にしていたと思うのです。
これは店側もそうだし利用者としてもそれを判断基準にしていましたよね。
日本に入ってきたばかりのころだからこそ、あえてスタバに行きたいってありましたよね?
コーヒーの良し悪しもわからず、ただ濃くて苦いだけのコーヒーをブラックで飲んでいましたよね。
今現在はどうなのか?
スタバを例に上げましたが、もう取り立ててハコとしてのレアリティはまったくないですよね。
恵比寿で言えば、駅周辺に3店舗もある。
そこで行きたいと思う選択基準はロジックでは割り切れない何かではないでしょうか?
定点分析なんてしてもわからない、ひとの心の部分に響くか響かないか?ではないでしょうか?
そして、それはあらゆる部分に当てはめることが出来るのではないでしょうか。
ですから当然その感覚はお洋服を扱うお店にも言えるでしょうし、それはココアッソとて同じです。
- ココアッソがダメな人にはダメでいいんです
もう感覚的にボクがダメな人をあの手この手を使い何としてでもスーツを仕立ててもらいたいって思わないのです。
その人にはその人の感性にあうお店がきっとあるに違いない。
世の中はそういう風に出来ていると思うのです。
ということは、ボクを理解して頂ける、ボクの感性を受け入れてくれる方に全力を傾けていけるということでよいのではないかと。
極めてわがままだとは思いますが、そもそもココアッソは万人向けとして立ち上げた会社ではありませんし、オーダースーツとはそもそもそういうモノだと思っています。
ボクが出来ることも限られています。
ボクは錬金術師ではないし、オーダースーツは万能ではありません。
無茶なことをなんでも引き受けることは出来ないのです。
その分、ボクは営業支援スーツという概念でサポートすることに全力で取り組むことが出来ます。
結果として、ボク自身はやりたいことのみお仕事にしているので、益々ボクに合う人合わない人に分かれていってしまうんだろうと思っていますけど、それも正しい判断なんだと認識しています。
オーダースーツって何もない一から始めますからね。
ボクもコミュニケーションが出来ないとただの出来合いのスーツと変わらない一着にしか出来ないんですね。
もう一歩踏み込んだスーツを仕立ててますし、それがボクのやりたいことなので、その辺をぜひ分かってくださいませ!
- ちょっとタイトルから外れてきてしまったので、まとめ
ボクはコミュニケーションをしながら時間をかけて、じっくりと脳内3Dモデリングをしていきます。
営業支援スーツという概念は結果を出したい人に効果はありますが、その為には本音で語って頂くことが必要です。
そんなに難しく考えなくていいので、シンプルになりたい自分、欲しいスーツを教えてくださいね!
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