ターナー(土方)です。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
お客さま紹介です。
もはや常連となりましたTさまのスリーピーススーツがお仕上がり致しましたのでご紹介させてください!
Tさまの職場では元々はチェック柄はどうなのか?という取り決めがあったそうです。
が、それらの流れを変えてきたのがTさまです。
元々チェック柄が好きだということもあり、昨年から少しづつ職場環境を変えていき、今では問題なく使えるようになったとう素晴らしい行動派です。
今回チョイスされた柄はその色艶に惚れられてチョイスされた逸品になります。
まずは完成した姿をお披露目!
今回チョイスされた生地はカルロバルベラです。
ボクも大好きなイタリアのミル(織元)なのです。
バルベラの魅力は何と言っても、この絶妙な色艶の出し方です。
このような色の使い方はなかなかお目にかかれないからなんですね。
巨大な織元ではない分、手間暇をかけてじっくりと吟味しながら織り上げてくれるそのストーリー性もあって結構なファンが業界人にも広まっている優良生地なのです。
その大柄なウィンドペン柄でスリーピースでお仕立てさせて頂きました。
Tさまは鏡でお気づきになりましたが、実はちゃんとタテヨコの柄の配置を整えているんですよ。
これはこれで結構難しいんですけどね。
サイズ感を合わせながら柄を合わせるって考えてみれば見る程難しいと思いません?
今回はこれだけでは終わらないのです!
実はこのバルベラをチョイスされたことには意味があるんです。
このバルベラはスリーシーズン、ほぼオールシーズンいける生地なのです。
そこで前回作成頂いたスーツともミックスしてそれぞれ組み合わせを自由にすることが出来るようになっているのです。
前回もそのバランスの生地をチョイスされているので、それらも含めてのバランスを考えていたのです!
今回はその組み合わせも披露しますね!
前回作成頂いたジャケットとベストとチェンジしてみました。
どうでしょうか?
いい感じじゃないでしょうか?
これは逆パターンもあってパンツだけ入れ替えるのもいいですね。
またはベストだけ入れ替えるもの良いでしょう。
使い方次第でかなり装いの幅は広がりますね!
ボクはただその場でスーツを仕立てるだけではなくて、トータルで長い目で見てお見立てしています。
装いとは一着だけでは成立しにくいのです。
少しづつ揃えていくことで変化を実感していただけるように考えています。
その中で、マルチロールな使い方が出来る組み合わせというものありだと思っています。
せっかく着用するなら義務感や空気になっているような作業服にして欲しくないのです。
毎日気分が高揚して、プライドと自信を持って羽織れるスーツことが営業支援スーツなんですね。
今回もいい感じに決まっています!
Tさまいつもありがとうございます!
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