ターナー(土方)です。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
コートに求める要素ってなんでしょうか?
外套(がいとう)である以上、防寒性が大事ですね。
また、装いとして成立することを大切です。
ビジネスとしてコートを着用するのであれば、一番外に羽織るものだからこそ身だしなみをキチンとしましょうねってこと。
そしてもう一つあるのが、快適性でしょう。
重ねて羽織るのがコートですから極端に重く着心地が悪くなって、肩が凝るようなサイズでは長時間着用したいとは思いませんよね。
むしろやせ我慢してストレスが溜まっては意味がありません。
そういった意味では、「軽さ」というものコートに求める要素としては重要でしょう。
そしてこの軽さと暖かさを両立出来ればこれほど快適な一着はないでしょう。
- オーダーコートはまずその素材を選択することが出来ます
オーダーコートとはまずその用途や目的、またどの期間に着たいのかといった部分からその素材を決めていきます。
そこから始めることが出来るって結構いいと思います。
その中で軽さと暖かさを両立させるとなると・・・
やはりカシミア素材はとても優秀です。
カシミアとは山羊の産毛のことを差します。
この産毛は暖かい気候では生えてこず、また寒すぎる環境では山羊そのものが生きていけません。
そんなデリケートな生態系を持つカシミア山羊のそれも冬毛が生え変わるほんのひと時、一年に一回だけ刈り取るのではなくて、梳く(すく)ようにしてごく少量を採取出来るのが真のカシミアです。
生産量にしてみればウール(羊毛)の100分の一位しか取れないんですよ。
そんな産毛から作られたカシミア素材はコート素材にピッタリですね。
軽く暖かく、すこぶる上質です。
昨年末にお納めさせて頂いたオリジナルオーダーコートを快く撮影させて頂きました。
軽くて暖かくてセーターの上からイケちゃうくらい快適って仰ってました。
オーダーでコートを作成するということは、それだけ思い入れがある一着になると思います。
もし長く愛用したいコートを作成しようかとお考えでしたら、そして軽くて暖かいコートという要素を取り入れていきたいのであれば、このカシミア素材を検討してみてくださいね!
春は確実に近づてきていますが、まだまだ寒い日も続きます。
暖かくしてお過ごしくださいね!
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