ターナー(土方)です。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
スーツもコーヒー豆も高ければいいってものじゃないのです
オーダースーツを作成するには、まず仕立てる生地を決めていきます。
これが実に様々な種類があります。
ボクでさえ、今手元にあるだけでも数千はあるでしょう。
正直正確な数はわかりませんし、調べる気にもなりません。
そして、それだけあるということは、その生地の価格もものすごく差があるということなんです。
それこそピンからキリまであります。
そこで今日のお題なのが、高ければいいということではないのです。
コーヒー豆と同じです。
- コーヒー豆も実に様々な種類がありますよね
いわゆるスペシャリティーコーヒーというカテゴリにおいては、どの国のどの産地のどの農園のどの品種なのかなどなどで値段もピンキリです。
これも高ければいいってもんじゃないですよね。
無論高い豆でマズいってことはなくで、美味しいです。
じゃあフツーの豆はダメなのか?と問われれば、やっぱり美味しいです。
味覚の好みがありますし、なにをもって美味しいと感じるのかなんてみんな違いますから一概には言えませんよね。
ボクの好きな猿田彦珈琲はとっても美味しいけど、スーパーの成城石井のオリジナルの豆も美味しい。
価格にして倍以上差があるけど、美味しいかどうかという判定ではどちらも美味しいと感じます。
ボクの味覚ではそう感じます。
- スーツの生地もまったく同じです
高ければ高いほどいいってこともないんですよ。
確かに高い生地の中には一目見れば、高級であることがすぐにわかるものがあります。
よくわからないのも当然あります。
では、そうこまで高くない生地は高級じゃないのかと言われれば、そんなことはないのです。
十分に良い、上質、ある意味高級感を感じる生地も沢山あります。
今の時代、コーヒーもスーツの生地も同じく品質はどれもいいのです。
あとはどこにその価値を見出せるかということになります。
- 織りネームが付いてくる生地は信用していい
ボクが扱う生地の主だった産地はイタリア、英国といった欧州圏がほとんどです。
わざわざ日本まではるばるやってくるこの生地達にハズレなんてないわけです。
価格の差は物凄くありますけど、その差=良し悪しの差、ではないんですよ。
ですから予算に合わせて選ぶのが大事ですし、その生地の生い立ちやストーリーで選んでも正解です。
そして、何より営業支援スーツで考えれば、自分がどうありたいのか?どうなりたいのか?から選ぶということになります。
そこには高ければ高いほど良いっていう概念はないんです。
一人ひとり立ち位置が違うのですから、それに合わせてボクはセレクトしています。
毎日着用するスーツですから、安心して、自信を持ってもらって、結果を出してもらいたいのです。
すべてはバランスですね。
そして、今は一番スーツを仕立てるには良い季節ですよ!
今年、ご新調される予定がありましたら、早めに動いておきましょう!
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