ターナー(土方)です。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
アパレルとはその時代を表す文化そのものです。
ボクは長年そのアパレル業界にいるからこそ、その時代の移り変わりを見てきました。
そのボクの目から見て、今は確実にその移行期に入っていると言えます。
そう数年、またはそれ以上のスパンで変わっていくアパレル文化の移り変わりが今まさに起きています。
そしてそれは、今までとは決定的に違うことがあります。
売る側の仕掛けではなく、購入する側から変わっている
- アパレルは文化である以上仕掛け人がムーブメントを作ってきた
かつてはアパレルと言うのは、仕掛け人が必ず存在していました。
例えば3つ釦の紺ブレとかね。
またDCブランドなんて言葉も昔はありましたね。
その前では、ピエールカルダン、ココシャネルなどのデザイナーが服飾文化を作り上げていきました。
必ずや誰かしらのマンパワー、情熱で服飾文化が変貌していくのです。
だって、誰しもかつては一度は購入したことはあるでしょう?
ユニクロのフリース。
あれで、世の中変わりましたよね?
アパレルとはそういう文化なのです。
そして、現代はどうなのか?
今は買う側の文化がアパレルを変えているのです。
これは紛れもない事実なのですよ。
スマホをはじめとするモバイル端末が行き渡り、誰でも気軽に情報を発信出来る時代です。
今やInstagram(インスタグラム)ではプロよりも素人の画像のほうが評価されている時代です。
個人がメディア化している時代なのです。
少し前にはその兆しはありましたけどね。
109のカリスマ店員さんとかありましたでしょう?
それがもっと個人レベルにまで起きているということです。
- ビジネス環境ではどうなのか?
確実にそれは起きています。
間違いない。
ボクがそれを体験しているからこそ、これは確実です。
スーツの文化がまさに変化してきているのですよ。
これは仕掛け人が動かしているわけではなくて、そしてもちろんボクが仕掛けているわけではなくて、個人レベルの動きが集合体となってアパレル企業を変化させるようになってきています。
- 何が起きているのか?
一言で言えば、当たり前の服装に戻っている。
難しく言えば、真理に沿った人があるべき方向に向かっている。
クールビズという言葉が生まれて以降、ビジネス環境にあまりにも行き過ぎたカジュアル化、なんでもあり化が進み過ぎ、それに便乗しすぎたアパレルの各企業のやりすぎ化に嫌気がさしている人が多いはずです。
まともなスタイルに戻りたい人がとっても多いということ。
それって至極当然な流れだと思います。
ビジネス環境も服飾文化と同じように情報伝達方法が進化して大分変ったでしょう?
どこでも決済すら出来るようになりました。
人を介さない時代です。
そんな時代でも人と人とのつながりがあるわけで、そこにあるべき姿が当たり前に戻ってきているということです。
人と会わなくてもいい時代に、人と会うのですから、まともな格好にしているのではないですか?
また、まとも恰好の人と仕事をしたいと思っていませんか?
そういうことです。
- スーツはまさにその過渡期にきています
その仕事環境によって人それぞれですが、例えば夜の街のお仕事であればそれにふさわしいスーツをお仕立てしていますが、そうではない営業支援スーツは極めてシンプルです。
そしてそれが求められてるのも間違いはないです。
仕立屋さんというと、世の中にないようなアバンギャルドなスーツばかりというようなイメージをお持ちの方も多いとは思いますし、現にそれ専門の仕立屋さんも存在しています。
ファッションですからね。
楽しむファッションならそれで良いのです。
ただしボクの営業支援スーツというカテゴリではそれは当てはまりません。
そこにはシンプルな王道しかありません、実際にそれらが選ばれているということです。
派手さ、奇抜さ、オリジナリティ溢れるどこにも被らないような色柄よりも、ビジネスにおける本質をついた一着が求められているのは間違いありません。
ボクは情報が溢れる時代だからこそ、本当に必要など真ん中のお話をしています。
本当に必要なことは、実は極めてシンプルで単純なのです。
スーツを購入する予定があるのであれば、脚色された情報に惑わされることなく、王道を行けばいいのです。
長年の経験則から、本当に多くの人をお見立てしてきてそう思いますし、その時代の変化を直に体験させていただいています。
そしてそれがボクの営業支援スーツなんだということなんでしょうね。
本当にシンプルに考えてみて下さいね。
何のためにスーツを着用するのですか?
その答えが、ビジネスであるならばボクに相談してくださいね。
きっとお役に立てるはずです。
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