ターナー(土方)です。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
すべてが単品で使えるオリジナルのスリーピーススーツが完成しました
今回ココアッソオリジナルとして考案した新しい提案として、全部がセパレートで使えるスーツが完成しましたのでご紹介します。
- 開発までの経緯
・きっかけは、夏場に使いやすい一着が欲しかったということ。
・カッチリとしてスーツスタイルもいいけど、ラクに使えるジャケパンもあったほうがいいという考え。
・さらにどうしても傷みやすいパンツをロストしたとしてもジャケパンで残すことが出来るといいかなという考え。
・さらに現代人のクローゼットはどの家庭もパンパンで、余裕がないのであれば、少ない着数で着回しが出来るほうがいいという考え。
マルチロールと言いますか、マルチパーパスな一着です。
正統派の仕立屋さんからは確実に異端と言われるでしょうが、リアリストであるボクにはこれが求められていると思っています。
最後に、ボクなりのクールビズへの回答ってことですね。
あらゆる状況で使えるという一見簡単だけど、それを営業支援スーツというカテゴリに落とし込んで考えると結構難しいのですが、ついに完成しました。
柄は千鳥格子を選択しました。
理由は単純明快で、あらゆるアイテムとの相性がとっても良いということ。
単品使いにおいて、もっとも活躍出来る柄なのです。
さらに、ピジネスにおいて信頼を得ることが出来るという意味においては、無地と同等の効果があります。
ストライプ柄、織柄ではないですから、年齢に合わせた落ち着き感を演出することが可能です。
各アイテムとも単品ないし、組み合わせて自由に使えます。
クールビズシーズンに合わせて、パンツのチノ素材にすると実に清涼感のある組み合わせとなります。
後日組み合わせの画像も公開します。
ジャケットは通常のスリーピーススーツでは採用することがない大身返しの一枚仕立てにしました。
単品のジャケット使いに軽さを演出出来ます。
もちろん、スーツとしてのカッチリ感も忘れていませんので、チェストにのみ芯を入れています。
したがって芯なしの完全なアンコンジャケットとは異なり、軽さ感とカッチリ感を両立させています。
素材はポーラという表面感のある素材を選択しました。
一般的な春夏素材に多い平織のサラサラした素材より凹凸感がありますから、スーツにしてよし、ジャケパンにしてよし、肌の当たり感も心地良いです。
このポーラという素材は少し専門的に言うと、3本引きといって、一本の糸を3本の原糸を撚り合わせています。
それを縦横に使っていますので、とてもシワになりにくい。
さらに今回チョイスしたこの素材はストレッチ性もあるのです。
通常のポーラ素材とはまったく次元の違う動きやすさがあります。
昨今のタイトなシルエットにも十分に耐えられる素材になっています。
- 今回のこの千鳥格子は2色で展開します。
ブルーベースとイエローベースの2色から選べます。
好みで選んでもらって構いません。
おススメとしては、肌の色が白から赤みがある人はブルーベース、黄色から褐色系の人はイエローベースを選ぶのがおススメです。
肌質と合わせるととてもバランスのとれた一着になりますよ。
シルエットはもちろんターナースペシャルカットモデルも選択可能です。
このクールビズシーズンにぜひワードローブとして加えてみてはいかがでしょうか?
マストアイテムになること間違いなしの、超オススメです!
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