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世の中にあるジャケットには2種類あるというのをご存知でした?

ターナー(土方)です。

ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。

ジャケットのお話

この前ユニクロを覗いたら、ビジネスコーナーというんでしょうか?

本格的に売り場の一角を占めるように陳列されいました。

そしてそこら中にテーラード風のジャケットをDPしてましたね。

スゴイですよね。

あれだけの店舗数で数揃えるんですから、大変です。

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  • ユニクロのジャケットとスーツ屋さんのジャケットは何が違うのか?

ちょっとだけ、ウンチク言うと、ボクを始め仕立屋さん、キチンとしたスーツ屋さんのジャケットとカジュアルのお店のジャケットは似て異なるモノなんですよ。

どっちがいい悪いということではなくて、元が違うということです。

 

・ボクと同じカテゴリのジャケットをテーラードジャケットと言って基本はいわゆる日本語の背広、そうスーツをベースにした構造から作ります。

その工程数たるや半端ないのです。

スーツですからね。

そこからパターンを引き直して作るんです。

もちろんそんな手間をかけられる工場なんてそうそうあるものじゃないのです。

基本はいかにして体にフィットさせられるかを考えて作られているものが多いですし、その複雑極まりない構造上それが可能なんです。

そこからカジュアルダウンするわけですから、どんなにユルく作ろうとも、カッチリ感が良くも悪くも出てきます。

例えば袖付け一つとっても、キッチリと合せることを目的にしているので、ブルゾン的な感覚では付けないし職人さんもそれをしたくないので、出来ないってことなのです。

 

・一方カジュアルのお店で作られているジャケットをいわゆるカジュアルジャケットといって、ベースとなる工場が違うのです。

出発点が違うんですね。

いわゆるブルゾン工場というポジションのところでテーラードジャケットは基本的にムリが生じてしまいます。

テーラードジャケットを作る工場と逆でどんなにカッチリ作ろうとしても、ユルくなっちゃうのです。

さっきの例で言えば、スーツ専門工場と同じように袖付けをつけるようなことが出来ないってことなんです。

ゆっくりイセ込んで作る職人さんもいなければ、その工程をラインに乗せてするってことが物理的にも人的にも出来ないのです。

 

・どっちのジャケットにも得手不得手があって、それが優劣になることはないですよ。

着る人がどっちを主軸に捉えるかってことです。

間違ってほしくないのは、やはりカジュアル工場で作られているジャケットはスーツ工場で作られているジャケットと同じにはならないってこと。

その逆もしかりってことです。

もちろんそれが価格として差が出てくるのは当たりまえです。

手間が全然違うんですから。

お互いがそれぞれのテリトリに向かって努力することは望ましいことです。

あとはそれを正しく伝えられるようにボクを始め、アパレル全般がキチンと知識を学んでいきたいものですね。

多様化する服飾文化において、消えていく文化があれば新しく生まれていく文化もある。

今はまさにその過渡期にきているのでしょうね。

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「私の役割は、オーダースーツによって自信をつけていただき、成績をあげていただくこと」 をミッションに掲げ2014年11月創業する。 独自の採寸には定評があり、また圧倒的な提案力でその人の魅力を最大限に引き出すことに全力で取り組んでいる。 土方が生み出すスーツは、スペックやブランド至上主義のオーダー業界とは一線を引く、「体験」を売る独自の手法をとる。 オーダーをすることの工程そのものを楽しむことから始まり、完成してからも楽しめるのが特徴。 ココアッソは手間のかかるオーダー屋です。そのかわりに、あなたの気分がよくなる、あなたの成績がよくなる、あなたの評価がよくなる、そんな一着を仕立てる。を口癖にしている。

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