ターナー(土方)です。
ボクは恵比寿で営業支援スーツというオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
フォーマルっていつ準備しておくのが正解なのか?
というより、準備している人ってほとんどいらっしゃらないんじゃないでしょうか?
普段はクローゼットの隅にひっそりとたたずんでいて、視界にほとんど入ってこない存在が普通ではないかと。
それがフォーマルなのではないでしょうか?
今回のこのフォーマルとは略礼服を表します。
いわゆるブラックスーツです。
冠婚葬祭どちらでも大丈夫なスーツです。
日本独自の文化ですね。
このどんな時にでも使えるというのがポイントなんです。
ほとんどの時はいざという時、ギリギリに突然の用事が発生した時にクローゼットの中から引っ張り出すというのが多いシュチュエーションでしょう。
- まず、やって欲しいコト
一度クローゼットを開けて、お手持ちのフォーマルを確認してみてください。
そして袖を通してみてください。
パンツを履いてみてください。
そして、それを鏡で見る。
ここが大事です。
・ちゃんと着ることが出来るかどうか?
もうウエストが入らないってことないですか?
前回着た時もヤバイけど何とかなったといって、そのまま放置モードになっている。
かなりの確率であり得るかも・・・
・もう一つは、もう時代じゃないデザインと化しているってことないですか?
流石に身内だけの席ならそれもいいでしょう。
でも、そうじゃない場合にそのフォーマルを着用する時があるのであれば、はたしてそれでいいかという問題。
長年多くのフォーマルを拝見してきて、だいたいの人はサイズがかなり大きいです。
大きく肩からずり落ちそうな勢いの大きさ、それに合わせた全体のバランス。
パンツも残念ながらちょっと時代にそぐわないユトリのあるパンツになっている。
こんな場合が多いんです。
これは何故なのか?
時代が変化しているからなのです。
驚くべきことに、その当時の文化ではそれで良しとされていたからなんですね。
大は小を兼ねるという日本人の気質もあるでしょう。
多少大き目を選んでおけば大丈夫という部分。
確かに一理あるんです。
そもそもフォーマルは買い替えるものではないんです。
使わないから傷まないのです。
だからほとんどの方は、10年、すごい人で20年以上と長持ちされている方もいらっしゃいます。
もの持ちの良さは素晴らしいことなのですが、出席する立場、状況は変化してくる場合、ちょっと恥ずかしく感じるかもしれません。
特に普段のスーツの装いに気を使っていらっしゃるのであれば、その装いの違いに周りが驚くはずです。
全く違うというようなお話も物凄くお伺いするのです。
- そろそろまとめ
いつ準備しておくべきなのか?
この回答は、使う予定が無い時こそ準備しておきましょう。
または、お祝いのお日にちが決まっている時。
このほうが日本人にとって意味深い、切り替える理由に大いになると思います。
慌ててとりあえず、安くていいや、間に合わせでいいやで切り替えて購入されても、一着は一着です。
その場をしのいで、それがまたクローゼットの中に閉まってしまうと、それもまた記憶から消え去り、次の機会にまた同じことが繰り返されることになります。
何とかなればいいですが、キチンとした立場として出席することが起きた場合に対応するためには、今予定が無い時こそ見直しましょう。
特に季節の変わり目です。
衣替えの季節です。
このタイミングが絶好のチャンスなのです。
もし、
もしこの記事を見て、おや?って思ったら、間髪入れずにお手持ちのフォーマルを引っ張り出して見てくださいね!
問題なければ、良し!
そうでなければ・・・
一度相談してくださいね!
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