ターナー(土方)です。
ボクは恵比寿でオーダーメイドスーツの仕立屋をしています。
色の力を上手く活用してみましょう!
色彩の持つ力は効果が高い、とても有効な手段なんですよ。
色の持つそれぞれのイメージというのがあります。
- 人間は誰しも無意識の内にその色からくるイメージを連想するように生きています
それは太古の昔から脈々とDNAに刻み込まれたものであったり、生まれてから自然とそれを認識するように生活しているのです。
例えば、美味しくディナーを食べる時は、最新のLEDの真っ白な色味の照明よりも、電球色の色味のほうが美味しく見えるはずです。
これは太古の昔から、遺伝子に組み込まれた生存本能から来ているなんて言われていますね。
炎の色味のほうが美味しく見えるってやつです。
また、生まれて自我に目覚めると様々な情報を教え込まれます。
例えば、信号なら青ならススメ、赤なら止まれ。
おトイレなら、青は男性、赤なら女性。
緑は落ち着く色だから病院の壁は緑色にしているとか、戦隊ヒーローのリーダーは赤が決まりになっているとかね。
知らず知らずのうちに人は、その色からくるイメージを無意識の領域で認識しているのです。
人によって多少の差はあれど、だいたい共通の認識をしているはずです。
潜在意識に刷り込まれているこの色のイメージというのは実に強力なのです。
顕在意識と違って、そうそう簡単に切り替わりません。
だったら、この色のイメージを上手く活用したほうがお得ですよね?
- 人は誰でも色のイメージである程度相手を無意識に評価している
例えば、安倍首相はここ最近ずっとブルー系のスーツを着ています。
ネイビーよりもブルーに近いです。
誰も言わないけど、無意識の内にその誰もが何かしら影響を受けていると思いませんか?
もし、ニュースなどで見たことがある人がいれば、今この瞬間に顕在意識に呼び起こして認識し始めているはず。
言われなければ、スルーしていたはずです。
でも、なんとなくあのブルーのスーツのイメージを刷り込まれていたのは間違いないでしょう?
キチンと自分をブランディングしているのです。それを指導しているスタイリストさんがいるってことですね。
- 年中同じ色のスーツ、ジャケット、パンツ、そしてシャツを着ている人いませんか?
というより、ほとんどの人が同じです。
特に黒という一番強い色を使ってしまっている人はなかなか抜け出せないでしょう。
強力な色です。
そして、とりあえず黒を着ていればなんとかなると思っていることでしょう。
まだまだほとんどの人がそうですからね。
それを季節問わず、同じになってませんか?
シャツはとりあえずボタンダウンであればそのまま年中使いまわしていませんか?
だからただ上着を脱いだだけの人になっていませんか?
- 相手から好感を得られるように、季節の色を取り入れてみましょう
女性のように華やかな色を使いましょうってことじゃないですよ。
男性の、そもそもビジネスで使うアイテムを女性のカラーバランスで当てはめるにはちょっと無理が出てきてしまいます。
パーソナルカラー診断もいいですが、相手の立場から見てどう見てもらいたいかのほうが重要なのです。
自分が相手をそう判断しているように相手もそう判断しているのです。
実際にビジネスにおいてそんなに沢山の色は使いませんからね。
ただね、年中同じ色でも、わかっている人はキチンと変化させているのです。
- それを色調と言います
難しく言うと、明度と彩度と言います。
明るいか暗いか、濃いか薄いかってこと。
まずね、無彩色である黒は最強なのでどうにもなりません。
それを踏まえて、春には少し淡い色を使う。
夏には日差しの強い日には少しビビットな色を意識してみる。
秋には落ち葉を連想されるような色を使う。
冬は暖かさを求める色を使う。
そんな簡単なことなんですよ。
難しくないでしょ?
というのが、難しいし、意味わかんねーし、どうでもいいし、てか文字数多くて読むのもメンドクサイんだよ!って人がほとんどのはず・・・
- だからね
ここを知っている人はすごく好感度が高いのです。
みなさんの周りにも一人はいるはずです。
そのように潜在意識に刷り込んでいるでしょう?
そしてその潜在意識に刷り込んだ情報は簡単にはくつがえらないでしょう?
だったら!
みなさんもそうなればいいじゃないんですかー!?
実際は本当に難しくないし、カラー診断とかいらないですよ。
ボクはそんなことしないしね。
ビジネスにはそんなに色必要ないしね。
ちょっとしたことを意識して、行動変えるだけで、結果はみるみる変わっていきますよ。
もし、変わりたいと思うのであれば、それを実行に移しましょう。
何もしなければ、何も起きませんからね。
楽観的、希望的観測からくる願望はなにも実現しないのです。
変化を受け入れ、その変化に対応した行動した人のみが結果が変わっていくのです。
つまり、装いで成績は上がるのです。
ちょっとした差がその他大勢から抜け出すコツなのです。
長々と脱線したことばかり書いてしまいましたが、色の力を有効に使っている人は、実際にいらっしゃいます。
そして、それは誰でも出来るのですよ。
今からでも遅くはありません。
まだまだ夏は続きます。
シャツ一枚でも成績は変えられるのです。(正確には他のアイテムも含めてね)
色を意識してみてね。
相手のことをどう思っているか?を自分の潜在意識から呼び起こしてみてくださいね。
それを逆に考えれば、自分がどう思われているか?どう思われたいかがわかるはず。
まったくわからん!って時は、ボクまで相談してくださいね!
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