ターナー(土方)です。
ボクは恵比寿でオーダーメイドスーツの仕立屋をやっています。
オーダースーツに何を求めているのか?
ぶっちゃけたお話です。
正直なお話です。
イケてるかどうか?
モテるかどうか?
ということですよね?
どうせ作るなら、オーダースーツだからってことだけではなくて、イケてるほうがよくないですかね?
というよりイケてるのが当たり前です。
ボクはね。
- オーダースーツというのはとても範囲が広いです。
簡単なパターンオーダーから全部丸縫いするハンドオーダーまである。
そして、どのオーダーであろうとも採寸する人のセンスによって大きく変わってきます。
表現がイイか悪いかは別として、オッサンが採寸すればオッサンテイストになり、イケイケっぽい兄ちゃんが採寸すればイケイケっぽいテイストになる。
あとはそこに、そのテイストに共感出来るか、納得できるかの問題ですね。
兄ちゃんはよくわかりませんが、オッサンはだいたい自分の突き詰めたセンスに基づいてお作りになさるはずです。
このセンスがイケてるかどうかの境目になるってことです。
- ボクもこのセンスを磨き続けるのが大事だと思ってます。
いかにイケてるスーツに出来るかどうか?
ボクはアートが好きです。
ターナーと名乗っているのはその為です。
ターナーが好きなんですよ。画家のですよ。
一番好きです。
そこから派生していくのちの印象派の画家たち全般がボクの守備範囲です。
そのアートを、あのセンスをスーツに生かしたい感じです。
イケてるじゃないですか。
例えばターナーは晩年に近づくにつれて抽象的な画風になっていきますが、元々は凄まじいまでの緻密なパース(遠近法)を駆使した画力の持ち主でした。
彼の直筆のスケッチをみればその緻密さに脱帽するはずです。
だからこそのあの画風なんですね。
基本がキチンとしている。
スーツ作りも基本が大事です。
人間の体にどのように作るのが基本なのか、ベストなバランスなのか?
これがわかっていないとその先にいけません。
その上で、それが理解しているうえでボクという人間のセンスが加味されてく。
それがイケてるとボクは自分でそう思っています(苦笑)
万人に好まれるか問われればそうではないでしょう。
でも、時代の空気を読み解きながら、毎年自分のセンスのアップデートが重ねています。
この業界はこのセンスを立ち止まらせたら終わりですからね。
ターナーと名乗る以上、偉大な画家の名前を勝手に使っている以上、彼の名前に泥を塗らないセンスを磨き続け、彼のように当時誰もが理解できないくらい先を行っていたあそこまで高めていきたいなと。
- 話逸れてきましたので戻します。
やっぱりオーダースーツに何を求めているかと問われれば、イケてるかどうか?モテるかどうか?
ボクはボクの理論に基づき、ボクなりにイケてると思いこんでいるボクのセンスでスーツを作っているのです。
ですからボクのセンスにハマっていただける方には、めちゃ評価されること間違いないでしょう。
もちろん万人向けではありませんので、そうでない人にはイケてないと評価されるとは思いますが、そもそもそんな評価をする人自体がその評価をするにあたってその人独自のセンスで判断している以上どうすることも出来ないのです。
営業支援スーツの基本である周りから勝手に評価されるという本質からブレちゃいますけど、そこまで他人になびく必要もないかと思ってます(苦笑)
もしどうしてもその人からの評価が必要な場合は、細かく詳細が分かればその人のセンスや感性をボクなりにプロファイリングして作りますけどね。
そんなことしたことないですけど(苦笑)
ボクは今のボクのセンスが正解だと思っていますので~。
- まとめ
ボクのセンスで作ったスーツはイケてます。
だって、ボクの作ったスーツは作品と呼んでますから~。
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