ターナー(土方)です。
ボクはオーダーメイドスーツの仕立屋さんです。
ボクは前職では既製服も扱っていました。
オーダーメイドと既製服のどちらの世界も知っています。
オーダーメイド業界というのは今どちらかというと流行っているそうです。
ニッチな世界ですよ。
これだけモノが溢れている世の中で、なんでそんなお仕事しているの?ってよく言われます。
現実的にはオーダーメイド業界は活気があります。
だから、儲かるならなんでもやろうって素人がやっているお店が乱立し始めているのが現状です。
それはそれで心配なんですけど、今日は既製服のこと。
- 商品であるスーツの品質がちょっと心配
ボクも業界の人なんで、定期的に見て回っているんですけどね。
ちょっと品質落としすぎじゃないか?って思います。
一度品質を落としちゃうと、もう元には戻れない。
昔缶ジュースが250㎖だったの普通でした。
それが350㎖に切り替わった時、覚えていますか?
スゲー薄めてる!って誰もが思ったはず。
でもね、それが今では標準でしょ?
今250㎖の濃さは飲めないよね?
それと同じで、一度落とした品質はもう戻せないんだよね。
価格は同じだから、コストも上げられないでしょうし、じゃあ売価を上げられるのか?っていったらそうもいかないはず。
- その品質に対してあるべき価格になってないのが今の既製服の世界になっちゃってる。
ユニクロの影響受けすぎじゃないのかな?
もう買う側の誰もがこんなもんかって思ってますよ。
売り方とか、ずっと同じ販促とか、やり方変えてないから、それしか方法がないのはわかるけど。
ちょっと視点変えて、ズバッと方向転換しないと・・・
ホント心配になってきた春の立ち上がり。

閑散としたお洋服屋さんを見ていて思ったのは概ねそんなところです。
ま、ボクごときがどうのこうの言えるような立場じゃないですけどね(苦笑)
土方 洋
最新記事 by 土方 洋 (全て見る)
- 紙カップよりもマグですよね - 2025年12月13日
- ユニクロのラムウールカーディガンはマストバイです - 2025年12月12日
- さりげない使い勝手を考えたカスタマイズがココアッソのオーダーメイドです - 2025年12月11日
- スーツとは自分のパフォーマンスを上げるための服装です - 2025年12月10日
- お洋服を勇気を出して手放してあげる方法 - 2025年12月9日


