ターナー(土方)です。
スーツを正しく着こなすことが価値になっている時代
そう確信しています。
特にここ最近はそれがより鮮明に、確信しています。
膨大な情報が日々生み出されています。
それこそ天文学的な数字になっています。
今現在一日に生み出される情報量は、人類の夜明けから2003年までに築き上げてきた情報量より多いと言います。
そして、さらに加速しています。
誰もが情報を発信できる時代だから。
そこで、その情報を生み出している、さらに影響力のある情報を生み出している、不特定多数の人からキュレーションされている人達はどんな人たちが多いのか?
スーツでない場合が多いように思います。
この場合の定義はスーツをキチンと着こないしてるとします。
そう思いません?
- ちょっと前にもどこかの記事で書きましたけど、スーツを着ていない人の発信力が大きすぎて、それが本流のような状況になりつつあります。
発信力=影響力とすれば、それは十分に大衆誘導になります。
人は無意識レベルで大きな流れの中に身を置こうとしてしまう生き物です。
知らないうちにスーツを正しく着こなさいことが、普通になりつつあるということです。
気が付かないうちに、みんながそうなんだという空気というか、状況になっているということです。
- こういった現象は過去にもあるんです。
黒いスーツが主流になってしまった時と同じです。
映画「マトリクス」から始まった、黒いスーツ。
当時は情報の発信が限られていましたから、仕掛けるほうも、それに乗っかって売上伸ばしたいほうも、そして買うほうも、みんながそれを知らないうちに作り上げてしまいました。
いつの間にか、取りあえず黒を着ればいいという世界、何故なのかという部分が欠落して、それでいいという時代になってしまいました。
ようやく、それじゃないよって少しづつ変化してきたんですけどね。
今は、当時と違ってその情報がごく一部の限られた一方通行な発信だけでなく、個人で、本当に誰でも発信できる時代です。
ボクもまさにそうですしね。
その中でも、影響力のある人たちはどうかと言うと、自由に発信しています。
そして、スーツを着ていないんです。
自由だからいいんですけど。
今はそれがまさに本流になりつつあり、大きなうねりとなり、大きなアパレル会社までも乗っかり始めている。
- それが時代だと一言で済ましてしまっていいのか?
ボクはですね、ちょっと危機感を抱いているんです。
オーダーメイドスーツの仕立屋としてです。
キチンとしたスーツを着こなした人の発信が弱いんじゃないかと。
これは日本だけじゃないですけどね。
こと日本のビジネスシーンという状況で考えれば、やはりスーツは必須のアイテムです。
着崩すことで得られるメリットは何もありません。
もしそれがメリットとなり得るには、キチンとした装いがすでに成立している人だけです。
普段キチンとしていることが確実に十分に認識されている人のみがそれを許されるのです。
前から装いについて、ちょっと語っちゃっていますけど、
「装いとは、周りが判断するもの」だからです。
周りから装いで、誰からも「あの人は~」と評価されていなければ、ただ着崩しているだけのだらしない人にしかならないんです。
伝わってます?
正しく評価されません。
だって、みなさんも周りにいつ人達をそう判断していませんか?
そういうことなんです。
- スーツにはあなたらしさをキチンと表現することが出来るもっとも大事なアイテムなんです。
だって初めて会う人がスーツを着ている人とスウェット着ている人と同時に現れたら、どっちの人を無意識の内に評価しますか?
でしょ?
スーツを正しく着こなしている人の発信力=影響力。
これは本当に価値になると確信しています。
だって、それが本質だからです。
スーツを世界一着る民族だからこそ、それを自分のものにしている日本人だからこそ、価値があるんです。
ボクもまだまだ発信力=影響力は大きくはありませんが、キチンとその偉大なる価値を伝えていきたいと思います。
そして、どんどんそうしたスーツで影響力のある方たちのお手伝いを、そしてそういう想いをもっていただける人たちを増やしていきたいと思っています。
だって、それがこれからの日本の、世界の価値になるのですから。
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