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どの国のスタイルが得意なんですか?

ターナー(土方)です。

 

どこの国のスタイルが得意なんですか?

 

これけっこう聞かれる質問なんですけどね。

けっこう困るんです。

ご質問いただけることはとても光栄なんですが、

その回答をどうしようかをいつも考えます。

 

一般的に、この質問をいただくと、

ブリティッシュ系、イタリアン系、アメリカン系って感じで考えられている場合が多いと思います。

 

 

でもですね・・・

 

 

ご質問されているかたも、

そもそも、

その明確な何々系というカテゴライズを出来ていないんですね。

漠然としたイメージは持っていらしゃいます。

そりゃそうですよね。

でも、言葉に表現出来ない部分、

ファジーであるけれども、イタリアンってのはこんな感じとか、

ブリティッシュは構築的な・・・とかの、

これまたファジーな表現でしか表せないと思うんです。

 

 

なので、どうお答えするかを悩みます。

その方にとってどうお答えするのが最適なのかを考えます。

 

今回は、このよくあるご質問に対する考察です。

 まず、ボクの言いたい明確な回答

 

 

 

ボク系のスタイルが得意です。

 

 

 

て、ことです。

 

なんなのか?

ボクなりの考察ですから、一般論とは違うと思いますよ。

 評論家やマーケッターとも違う、ボクなりの考えでは、

 

 

もう、お国柄のスタイルなんてない

 

 

そんな国でスタイルが違うなんて時代はとうに終わってます。

全くないなんて思っていませんが、

例えば、英国人は、すべての人が、もしくは大多数の人が、または、スーツ着ている人が、

明確にブリテッシュスタイルとはかくあるべきと理解して、

好んでそのスタイルを着こないしているのか?

ってこと。

イタリアだろうが、アメリカだろうが、その他の国すべてです。

もちろん日本もです。

そもそも日本スタイルって何?

って話になりますよね?

世界中で一番スーツを着る民族である日本人の日本系スタイルってどう表現しますでしょうか?

評論家系の人は、だから日本人は欧米人に見習わなければならないとか、

スーツの文化がまだまだ未熟だとか、

欧米のファッションを持ち上げますけどね。

その持ち上げるファッション自体が、もうお国柄を表現してないでしょ?

色使いの漠然とした、全体の背景となる景色、景観も含めたイメージ戦略でしかない。

 

もう一度言いますね。

お国柄のスタイルの違いなんてもうそんな時代じゃない。

これがボクの考えです。

 

バブル時代くらいまでじゃないでしょうか。

ファッションなどの文化を流通させるツールが限られていた時代までが通用したと思ってます。

ほとんどの日本人が、それらの文化を知るすべがなかった。

手にいれられる情報源は、マスメディアだけだったから。

ことファッションというカテゴリに絞れば、

それは雑誌という紙媒体くらいしかなかった。

そこに載っている写真と言う名の切り取られた風景、スナップ、スタジオ写真でしか判断できませんでした。

 

そこに意図するのはすべて、

 

 

販促

 

 

です。

高度成長時代です。

目新しいものを紹介すれば売れる時代でしたからね。

ありとあらゆるネタ探して、売ることが目的ですよね。

テレビ、ラジオ、新聞、雑誌くらいしか、情報源が無かったのですから。

そこに売るための販促が絡んでいただけだったと思ってます。

マスメディアがすべての情報のソース。

 

そこで、いつまにやら、お国柄別のスタイルの違いなんて言うのが確立してしまったんじゃないかと。

100%否定しませんよ。

さすがに伯爵の称号をもつ英国紳士はいらっしゃいますし、その方は明らかにそのスタイルの装いをされていらっしゃいます。

イタリアもまた同じ。

 

で、

今はどうなのか?

 

インターネットが普及し、

さらにSNSが普及しました。

個人がメディアになった時代です。

 

 

伝わってる?

 

 

もう新聞読まないでしょ?

ボクは読まないから。

情報のソースとして古いし、そもそも読むというそんな時間もない。

それ以上に、

世界中の個が発信するメディアのほうがはるかに早くて、ライブの情報が手に入る。

タイムリーに、リアルの情報が手に入る。

それだけ、今は手に入る情報が多いってこと。

 

つまり、マスを使った販促で作り上げた、イメージ戦略ってのはもう意味をなしてないってことと、ボクは認識しています。

ファッションに関してはね。

それ以外にも言えるけど。

 

今現在、

 

「人類の夜明けから2003までの情報を一日で生み出している」

 

 情報が洪水のように押し寄せてくる時代

 

話それちゃうね。

ま、いっか。

 

軌道修正しよう。

要は、ファッションというのは、

ボクのファッション定義はあくまでも、オーダーメイドスーツとしての装いってことね。

「その人がオーダーメイドスーツによって自信をつけていただき、しあわせになっていただくこと」

だと思っているので、

どこの国のスタイルが得意ですか?

の答えは、

ボク系のスタイルが得意

ってことになるのです。

 

例えば、(例えがすごいけど)

トム・フォードをアメリカンスタイルなんて誰も思ってないでしょ?(007のスーツとか作ってる人)

それと同じで、

ボクは今の時代の空気を感じて、

その人に最適な一着を、バランス感覚を大事にしながら、お仕立てすること。

デザイン、にしろ着心地も妥協なくベストな一着をお仕立てします。

 

スタジオ ココアッソ系

 

サイコーの一着になりますよ!

 

相変わらずまとまりがないのはご勘弁ください。

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「私の役割は、オーダースーツによって自信をつけていただき、成績をあげていただくこと」 をミッションに掲げ2014年11月創業する。 独自の採寸には定評があり、また圧倒的な提案力でその人の魅力を最大限に引き出すことに全力で取り組んでいる。 土方が生み出すスーツは、スペックやブランド至上主義のオーダー業界とは一線を引く、「体験」を売る独自の手法をとる。 オーダーをすることの工程そのものを楽しむことから始まり、完成してからも楽しめるのが特徴。 ココアッソは手間のかかるオーダー屋です。そのかわりに、あなたの気分がよくなる、あなたの成績がよくなる、あなたの評価がよくなる、そんな一着を仕立てる。を口癖にしている。

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